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スマホの買い替えや家電購入に確実におトク!大手家電量販店の株主優待

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スマホの買い替えや家で使う電化製品の購入など、家電量販店で買い物する機会が多いという人もいるのではないでしょうか。多くの家電量販店では品揃えが豊富だったり、ポイントを貯めることができたりと便利に買い物ができます。でも、もっとおトクに買い物するには、「家電量販店の株主優待を使うこと」というのは生活コスト削減コンサルタントの生方正さん。大手家電量販店の株主優待について教えていただきました。

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意外と手ごろな株式投資

家電量販店をよく利用するという人は、店舗の系列をひとつに絞るといいでしょう。たとえば私の場合は、家電を購入するのはビックカメラと決めています。自宅からの最寄り駅近くに店舗があるので行きやすく便利なこと、品揃えが充実していることが理由です。店頭価格が他店より高ければ交渉できるため価格にも安心感があり、店舗とのお付き合いは10年になります。

今後も末永く安定した経営をしてもらいたいので、会社を応援する意味も込めて5年前に株を購入しました。「株を購入するには大金が必要」というイメージもあるかもしれませんが、私が購入したのは取引最低量の100株。1株が900円程度だった当時の取得金額は約9万円と手頃でした。

もちろん株主なので会社の業績が良ければ配当金をもらうことができます。ビックカメラの配当は年によって違いますが1~2%。銀行の定期預金金利が0.01%であることを考えると100倍以上のお金が入ってくることになります。

配当金よりも嬉しいのは株主優待

よく行く家電量販店の株を持つならば、配当金よりも注目したいのが株主優待。株主になると特典としてお買物券や割引券をもらえる家電量販店が多いでしょう。私が持っているビックカメラの場合ですと、株主に対し年2回、所有株式数に応じて株主様お買物優待券(1枚1000円)をもらえます。100株以上500株未満なら年間3000円分。さらに1年以上保有し続けることで「長期保有株主様お買物優待券」を1000円分、2年以上保有すると2000円分もらえます。

つまり9万円で株を買った2年後には、年間5000円の優待券を受け取れたことになります。優待券分も含めて実質的に受け取れる利益を考えると、年利5.5%。銀行定期預金の550倍!

さらに言うと銀行金利は受け取る利子の20%以上が課税されますが、株主優待は非課税です。スマホの買い替えを定期的にする方や、家電の購入を考えている方なら、よく行く家電量販店の株主優待は魅力的です。

おトクな株主優待、有効期限には注意を

スマホや家電製品をおトクに購入できる株主優待特典ですが、気をつけなければならないのはその有効期限。私がもらったビックカメラの株主優待券には半年という有効期限がありました。期限内に使い切らないとただの紙きれになるので注意しましょう。

また、株主優待券を使った際にはお釣りは出ません。たとえば額面1000円の優待券を使うときは、1000円を超える買い物をするときに利用してください。ちなみに、株主優待で支払った分はポイントの対象にはなりません。

スマホや家電などは定期的に購入する機会が来ます。もし自分がよく利用する家電量販店があれば、株主優待特典がないかを探してみてはいかがでしょうか。

取材、文・山内ウェンディ 編集・井伊テレ子

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