「僕は死ぬ運命にある」小学生の子どもが不思議なことを訴える……。ママの対応は?
ウケを狙っておもしろいことを言いたがる。物心がつくかつかないかの子どもだったら、よくあることかもしれません。しかしそのおもしろいことが、自分の命に関することだったら……親としてはちょっと首をかしげたりしませんか?
10歳の男の子を持つママから、“少し・不思議”な投稿がありました。
『息子が訴えることは、「僕はいつも小学5年生で死ぬ。前は交通事故で、その前は川で溺れた。もうすぐ5年生になる。僕が大人になれるようにお母さんも協力してほしい」何度も生まれ変わっていつも11歳で死んでいると……。絶対変なファンタジーの読みすぎだと思うんですけど、どうなんでしょうか?』
またまたご冗談を……と言いたいところですが、お子さんはこれまで想像の世界を口にすることはなかったそう。
『普通の子。勉強もスポーツもそれなりにやって、休みの日は友達とゲームしてる。本は好きな方だけど、こういうことを言い出すのは始めてだから困った』
投稿者のママも「正直、妄想が過ぎる」と思っておられるそうですが……。さてあなたならこの子どもの状況、どう対処しますか?
肯定も否定もできない子どもの妄想……。ママの第一印象は?
ママスタコミュニティのママさんたちからは、否定も肯定もできないという意見が挙がりました。似たようなことを言うお子さんもいるようです。
『真剣に言うの? ちょっと怖いね』
『まぁ、否定もできないよね』
『程度の差違はあっても、我が家の10歳息子も似たようなこと言いますよ』
『私なら、「何言ってるのー」と言いつつ信じてしまうかも。5年生の間の1年間、気が気じゃないね』
子どもの話の真偽は気になるけれど「信じる」
小学校生活が折り返しとなった10歳、友達や先生、習い事、読んだ本やゲームなど、なにかしら影響されているものがあるかもしれません。しかし話の真偽はともかく、親のやることは決まっているようです。
『実際に影響されそうなもの見たり読んだりしてるのを把握してるの? そうじゃないなら、まず信じるべき』
『妄想であれ、息子を信じているって態度を示さないと親に見捨てられたと思っちゃうんじゃない?』
子どもの言葉が真実でも嘘でも関係ない。母の愛で包む
投稿者さんがお子さんから頼まれたのは「僕が大人になれるようにお母さんも協力してほしい」でした。それであれば、子どもに言われなくても親がいつもやっていることですね! 言葉に出してお子さんを安心させてあげるのはいかがでしょうか。
『どちらにしても協力してあげよう』
『私なら真剣に話を聞くかな』
『助けたらいいよ。「どうしたらいい?」って聞いてみて』
『それを受け入れつつ、子どもが安心して生活できる環境を整える以外ないと思う』
『「協力するよ! ママが守るよ!」って言う、の1択。もし作り話だとしても、そう言ってもらいたいのかもしれないよ。ママに見てほしいんじゃない?』
中には、ちょっとした大喜利のような回答まで。
『「わかった、絶対に守る」って言う。で、「どうしたらいい? ゲーム捨てて、スイミング習うのは? 車にぶつかっても跳ね返せるようにいっぱい食べて早寝早起きもしよ!」と、ひたすら生活改善の要求をする。うちの子にはこんな感じだけど、お子さんに合う条件を提示したり、真剣に話を聞いてるよと伝えたらいいと思う』
何を伝えるにもお子さんに合わせて、が基本ですね!
一方で、親もこの件が心に引っかかったりして……。
『私なら口では「そんなことないから大丈夫」というけど、気になるから5年生の間はすごく気を付ける』
『12歳の誕生日は、特別豪華にお祝いしよう!』
口ではしっかり伝えつつも、親の方も気が抜けませんね。
投稿者さんは、
『私からは、事故に気を付けること、危ない真似は絶対にしないこと、体調が悪いときは必ず言うことを約束させた』
ということでした。
子どもが持つ「死生観」は、親も把握しづらいもの。子どもは自分がいずれ死ぬと考えたときに抱いた気持ちを、どのような表現で親にぶつけてくるのでしょうか。冗談ならもちろん、笑い話として後々語り継がれるだけで済みますが。
このトピックではママたちの愛が光っていました。投稿者さんのお子さんが何事もなく12歳を迎え、この出来事を笑って話せる日がきますように。
文・しらたまよ 編集・しのむ