子どもを実母に預けてゆっくり休みたいフルタイム勤務のママ。預け過ぎは可哀そう?
子どものことは可愛いけれど、たまには子どもを預けて一日ゆっくり休んだり、自分のためだけに過ごしたい! 多くのママたちはそのような願望を持っているのではないでしょうか。働きながら子育てをしているママに至っては、お仕事から帰っても、休みの日でも息つく暇もなく、家事に子どもの世話にと慌ただしく時間が過ぎ去っていきます。そのようなとき、身近に預かってくれる存在がいるというのは本当に心強いものです。でもしょっちゅう子どもを預けるとなると、いいのか悪いのか判断しづらくなってくるのかもしれません。
『この前旦那と夜ご飯を食べに行きたくて、子どもを実母に預かってもらい外食してきた。次の日は土曜日で仕事が休みだったんだけど、育児がしんどくてまた実母に預かってもらった。それを知った旦那が、子どもが可哀想っていうんだけど可哀想なことしてる?』
「子どもが可哀そう」という旦那さんの一言に、投稿者さんは何を思ったのでしょう。そして同じように小さな子どもを抱えながら働くママたちは、どのようなことを感じたのか。ママたちの声に耳を傾けてみましょう。
フルタイムで働きながら子育てするしんどさ
『1歳半の子がいてフルタイムだったら大変だよね。お疲れさま。頼れるとこあるなら頼って良いと思う』
『人にはキャパがあるからね。無理なら助けてもらったらいいんじゃない?』
ママが全てを犠牲にして仕事と育児・家事との両立を目指す余りに、キャパオーバーになってしまうのはよくありません。心と体に少しでも余裕がないと、ママにとっても子どもにとってもしんどい状況が起こりかねないからです。なかなか預かって貰える人がいなくて大変だというママが多い中、これだけ子育てに協力的な身内が近くに住んでいることは羨ましい限りです。
子どもを預け過ぎでは?という声も
『預けるなとは言わないが預けすぎでは? あなたはいつ育児してるの?』
『もう少し仕事減らして子どもと向き合ってあげたら?』
『育児しんどいのにしんどいことを母親にやらせるのはOKなの? ご飯行って息抜きした翌日くらいは頑張ろうよ』
投稿者さんはフルタイムで働く中で、残業で帰ることが遅くなることも多いそうです。そのときも実母さんにお願いしてお子さんを保育園までお迎えに行ってもらっています。当然そのまま投稿者さんが帰るまで預かってもらうことも珍しくないのだとか。それを聞いたママたちは「ちょっと預け過ぎでは?」という声を寄せたのです。
一番頑張っているのは子どもかもしれない
『頑張ってるのは自分だけだって思ってない? 一番頑張ってるのは子どもだよ』
『投稿者さんは自分のタイミングで息抜きできるけど、お子さんは毎日保育園で頑張ってるのに、保育園の後や休日もママと離れ離れなんだね』
フルタイムで働き、家事育児、旦那の世話など、全てをフルでこなす日々。それはとてもしんどいことだと容易に想像できます。しかしママが頑張っているその瞬間にも、お子さんは保育園やお母さんの家で、一生懸命頑張っていることを忘れてはいけないのではないでしょうか。ママがいなくて寂しいという気持ちを、小さな体の中に押し込めてママの帰りを待っているのかもしれません。保育園やお母さんのところで、いつもいい子にしているから大丈夫と思わず、できるだけ一緒にいる時間を作ってあげてほしいと思います。しかし休みたいママの気持ちもわかるので難しいところです。
旦那の協力が必要不可欠
『そんなに可哀想なら旦那が家事やって、投稿者さんと子どもの時間を作ったり、旦那が子どもをみたりすればいいのに。母親だけが親じゃないよ』
『投稿者さんはフルで働いてて、子どもとの時間が少ないのにしんどいっていうのは、仕事頑張りすぎてるんじゃない? 可哀想っていうくらいなら旦那がどうにかしてほしい』
実母に預けることがどうこうという前に、「可哀そう」と言い放つだけの旦那さんに違和感を感じるママたちもいました。旦那さんも普段はフルタイムで働いているわけですが、それは投稿者さんも同じです。その中で、旦那さんはどれだけ家事や子育てをしているのか、そこが気になるところです。「預け過ぎてて可哀そう」というのは簡単ですが、子育ては夫婦二人でおこなうもの。どう可哀そうなのか、可哀そうな状況を作らないためにどうするかまでを一緒に考え、実行してこそ夫婦ではないでしょうか。言うだけなら、それは無責任というものです。
預けるだけではなく、他の改善策を夫婦で考えてみる
フルタイムでお仕事をしながら、小さなお子さんの育児をするのは本当に大変だと思います。預ける人がいるのであれば思い切って預けて、母子ともにストレスが少ない日々を送るのは理想的だと思います。しかし、預けることだけに頼りすぎていては、今抱えている「ママがしんどくて育児ができない」という問題の解決には至らないのではないでしょうか。それに実母さんにも休む時間を作ってあげないと、みんながしんどくなってどうにもこうにも回らなくなる可能性もあります。
今後のことも考えて、思い切って旦那さんに相談してみてはいかがでしょう。実母さんに預けることと、自分たちでできること。ママだけの負担にならないようにバランスを取るためにはどうすればいいか、ご夫婦で探すことが必要なのかもしれません。一番に考えてほしいのは、お子さんが寂しくないように、ママが笑顔でいられるようにすることです。この機会にぜひご夫婦で、お子さんのことや家事・育児のことについて話し合ってみてはいかがでしょう。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
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