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突然の切迫早産、長子がいるのに外出禁止!理想と違う妊婦生活で学んだこと

第2子の妊婦生活が順調に経過し、妊娠後期に入ってすぐの定期健診でのこと。

先生がいつもと違う神妙な面持ちに。

切迫早産とは、早産の一歩手前の状態のことをいいます。

長女がいるので、入院には夫や実母に都合をつけてもらわなければいけません。先生に入院以外の選択肢がないかと聞いてみると、先生からは帰宅の条件として、「薬を服用して家で絶対安静にすること。2週間はトイレに行く以外は横になっていること」を言われました。

その後、夫と実母に仕事の都合をつけてもらいながら始まった切迫早産生活。

実母に家事全般を任せ、私が寝転がりながらお話を聞かせたり、夫に出勤前に外で軽く遊んでもらったりしながらなんとか2週間を過ごすなか、幸い、長女はパパがいつもより家にいたり、おばあちゃんと遊べたり、いつもと違う生活を意外にも楽しんでおり、その様子に「ママがベッタリじゃなくても大丈夫なんだ」と少し気が楽になりました。

2週間後の健診では頸管が少し長くなっており、絶対安静は解けましたが、37週までは外出禁止。簡単な家事の間だけ立つことを許されました。

さすがに夫も実母もこれ以上仕事を制限することはできず、加えて自治体の緊急保育も空きがなく、産まれて初めてシッターさんをお願いすることに。家事だけでなく、長女と家で遊んでもらうこと、公園に連れて行ってもらうこともお願いしました。

見ず知らずの人に遊びに連れて行ってもらうなんて大丈夫かな? と思っていましたが取り越し苦労でした。相手はプロ、毎回長女を楽しませてくれました。

そして晴れて外出許可が出た37週目、先生からは「これからはどんどん歩いてもらって結構ですよ、でも頸管は短いままだから何かあったらスグ連絡くださいね」と言われました。やったー!

それからは皆が「もう明日にでも産まれるか?」と毎日思っていたのですが、まさかの出産予定日超え……。もしかしたら赤ちゃんが、長女と私の最後の2人きりの時間をプレゼントしてくれたのかもしれません。その後はスピード出産で、無事に元気な赤ちゃんを迎えたのでした! 産まれてきて赤ちゃんの可愛さを目の当たりにすると、切迫早産の苦労が瞬時に飛んでしまうほどですから不思議です。

いま切迫早産など妊娠中のトラブルを抱えているママたちは、ただ時間が過ぎるのを待つだけのようで苦しいと思います。しかし必ず終わりがあります。理想と異なる妊婦生活を送ることは辛いですが、今考えたり思うことは今後の育児生活の糧になるのではないでしょうか。

元気な赤ちゃんに会えることを第一に、自分を責めることなく様々な手を借り乗り切ってほしいと切に願います。

 

脚本・rollingdell、イラスト・むらみ

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