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妊娠中は体調に細心の注意を払うけれど……まさかの盲点は「旦那」だった珍・出産エピソード

アメリカで第1子を妊娠、出産した私。悪阻や便秘などマイナートラブルは人並みにありましたが、基本的には元気な妊婦でした。

いよいよ臨月を迎え、カウントダウンに入ったとある週末。テニスに出かけた夫が「なかなか帰ってこないなあ」と思っていたら、夫から着信が。「XX病院の救急にすぐ来てくれない? 訳はあとで説明するから」と。

XX病院は私が出産する予定の病院です。入院手続きで何か不備があったかなあ?

正直、心配よりも「今ですか?」と思ってしまいました。

医師に「手術までは運転禁止ね」と言われ、家族(私)が迎えに来るように指示されたとのこと。

夜中に破水、まとめていた入院荷物を持って、車で病院へ。夫の怪我は幸い利き足ではなかったので、その時には障害者マークをもらっての運転は許されておりました。

道中、どんどん痛みが増すお腹に座席でうずくまる私。

その後、無事に出産したのですが、ギプスをした夫は病院中の看護師と医師に

「What A TIMING!(このタイミングで、あれまあ!)」

と苦笑されておりました。

退院時は自然に切開した会陰の痛みが激しく歩き辛かったので、車椅子で駐車場まで送ってもらうことになりました。

ちなみにアパートに到着したら、近所の奥さんに出産祝いの言葉をもらうと同時に「うちの夫は出産間近に手を骨折したのよ、おかげで抱っこがしばらくできなかったわ」と笑いながら話されました。

妊婦はお腹の中の子と自分に細心の注意を払いますが、夫の怪我や病気にも注意しなければいけないのだな、と強く感じたのでした。

今では笑い話ですが、これはわが家で一生チクチクと語り継がれることでしょう(笑)。

 

脚本・rollingdell イラスト・むらみ

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