きょうだい間の経済格差、気になる?気にならない?ママたちからはアドバイスや温かいエールが
小さいころはただ無邪気に仲が良かっただけの存在であるきょうだいも、お互いに年を重ねるにつれていろいろな思いがにじみ出てくることもあるでしょう。特に、経済格差の問題は大人になればなるほど気になるポイントかもしれませんね。今回は、「お姉さんとの経済格差が気になる……」と告白してくれたママさんのお悩みをご紹介します。
『姉は弁護士と結婚しました。子どもは2人とも私立の中学校。ピアノや英語の大会でも活躍しています。うちは普通の家庭。生活に困らず満足していますが、子ども同士を合わせると姉の夫、実母で姉の子ども自慢が始まります。インターナショナルスクールだったから英語の発音がいいとか、塾でも褒められるとか。「うちの子もお金をかけてあげれば、英語もできて成績もよかったのかな。もっと力を伸ばしてあげられたかな」と考えると悲しくなります。きょうだい間で経済格差がある人、気持ちの整理をつけられていますか?』
ご自身はごく普通のご家庭で、生活には満足しているという投稿者さん。しかし一方でお姉さんは弁護士の旦那さんと結婚し、お子さんたちの教育にもお金をかけているようだと話してくれました。しかも親戚の集まりとなると、お義兄さんと実母による、お姉さんの子どもの自慢大会が開催されるのだそう……。これによって、「うちにももっとお金があればよかったのでは……」と悩んでしまう気持ちを吐露してくれた投稿者さん。これに対して、さまざまなコメントが投げかけられました。
集まりに行く必要はない!投稿者さんを思いやるコメント
『それは辛いね、集まりに行かなければいいのに』
『集まりの日をずらして行ったら?』
『自分の子どもの自慢話をほかの人に話す人ってたまにいるけど、聞いてる相手にとっては「だから?」って話なんだよね。何となく「自慢じゃないよー」みたいにサラッと話す人も、正直うざい。そんなの自分の旦那とだけ話しておいてほしい。結局、「すごーい」とか言われたいだけなんだよね。ま、言ってやるけどね』
『実母も嫌な感じだね。うちの毒母も同じ。うちも姉の子は有名私立中に行っているけど、入学したときの実母の甥っ子のもち上げっぷりがすごかったわ。うちの子は公立だから派手さは無いけど、地道に頑張ってるから何とも思わない』
ママたちからは、投稿者さんを思いやるコメントが寄せられました。また、子どもの自慢話を聞かされても正直困ってしまう……という率直な意見も。子どもを褒めること自体はもちろんいいことですが、それは各家庭で済ませてほしいというのが、ママたちの本音のようです。
経済格差はあるけれど……特に気にしないママたち
『もうそれは、現実を受け入れた方が気持ちも楽だよ。自分は兄と妹のきょうだい。もう住んでいる世界が違う。でもいろいろ、気遣ってくれるからすごくありがたいと思っているよ。比較しても仕方ない!』
『私も姉と経済格差があります。私が盆正月夏休みなく働いてるときに、だいたい海外にいる(笑)。姉は小さいころから成績も人当たりもよくて、進学校、大学でもトップ。職場でも頼りにされる存在。優秀な旦那。私は何でも平均的だった。正直「いいなー」って思うこともある。でも、それは姉が努力して手に入れたものだと思ってるよ。経済格差はあるけど、子どもにもお土産とかプレゼントとかをくれるから、嬉しい!』
こちらは、きょうだい間で経済格差はあれど、それに対して否定的な気持ちを持っていないというママたちのコメントです。コメントを掘り下げてみると、投稿者さんの状況とは違い「あちらが気遣ってくれているのがわかるから」というのがポイントのよう。投稿者さんも、経済格差そのものよりも「自慢されること」にモヤモヤするのかもしれませんね。
「いちばん大切なことは……」ママたちからのアドバイス
『同じような経済力で、子どもに同じようにお金かけても実力で差がつくかもしれないよ。その方が悲惨だし。小さいころの自慢なんて「スゴいねー」って聞き流せばいいよ。投稿者さんは、自分の子をよその子と比べないことだね。自分の子のいいところを伸ばしてあげればいいことだよ』
『それだけ毎回だと、「お勉強や英語面以外では褒められるようなところがないのかな?」と、ひねくれた私は思ってしまう。「性格に難があったり、友達付き合いがうまくいってなかったりするの?」みたいな(笑)。満足していたら、普通の感覚だと毎回自慢大会みたいなことはしないんじゃないかなと思うので、何かしら心配だったり、満足してない部分があるのかな、と心の中で思っておくとか』
ママたちからのアドバイスとして投げかけられたのは、「自分の子どもをよその子どもと比較しないこと」。他人の自慢話を聞くとつい不安になってしまうことがあるかもしれません。でも親として大切なことは、その子の個性や長所を見つけ出して、伸ばしてあげることではないでしょうか。
「隣の芝生は青い」とはよく言ったもので、他人の方が優れていると思いがちなもの。華やかなお庭を羨ましく感じることもあるでしょう。しかし大切なのは、よそと比べることなく自分のお庭をよりよいものにすること。周囲の声に惑わされることないようにしたいですね。
文・motte 編集・しのむ
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