親への仕送りってするものなの?始める際に気をつけたいことは
親が歳をとってくると、身体的にも金銭面でもサポートが必要になることがありますよね。実際にはまだ遠い未来だとは思いつつも「親への仕送り」について頭をよぎる方もいるかもしれません。
ママスタには、旦那さんのお兄さんが義両親に仕送りをしていると聞き、自分たちも仕送りをすべきなのかと悩むママがいました。
『うちの旦那は次男です。義兄は4年前結婚しましたが、同居したところ義母と嫁がうまく行かず近くのアパートに引っ越し、今は義母とは別居です。
義母が年金だけではやっていけないということで、長男から毎月お金を貰ってると言っていました。
我が家は毎月ギリギリで義母に渡す余裕は無いです。
うちも仕送りすべきなのでしょうか?』
この悩ましい問題、どう考えていけばいいのでしょうか?
仕送りを前向きに検討するママたち。お義兄さんへの配慮も
まずは仕送りすることに前向きなコメントをご紹介します。
『聞いてしまったら何もしない訳にいかないかな。
お義兄さんと同額とまでいかずとも少しは出した方が良いのかも。
次男であってもご主人の親御さんだから』
『長男にだけお金出させるわけにいかないね。
次男も出した方がいいよ、親なんだから』
『義理のお兄さんがしてるなら少しするかも。
自分の立場に置き換えたら兄弟だけにやらせるわけにはいかないかなと思って。親は助けてあげたいしね』
『ウチも次男。
長男が勝手にしている事だから好きにやらせておけばいい。というのが、私の本音だけど、長男が仕送りしているなら旦那は仕送りすると思う』
仕送りをすると考えているママたちは、お義兄さんがしているなら兄弟である自分たちもしないわけにはいかないと考えているようです。親を助けてあげたい、と素直に感謝の気持ちを行動に移したいと考えるママもいました。
『どちらの親にも月に10万を各家庭に送金してます。
どちらの親もまだまだ働いていていらないとは言われるけど
あっても困るものでもないし、使わないなら使わないで貯めるなりしてねと話して渡しています。今あるのは親が育ててくれたおかげでもあるし』
一方で、仕送りをすることで同居などを避けたいと考えているママも。
『どのぐらい足りないのかもわからないし、お義兄さんとどういう話になっているかにもよるよね。生活できないから同居ってなるよりは生活費渡したほうが楽かもね』
『うちはしなくて大丈夫だからしてないけど、もし投稿者さんみたいな状況になったら、兄よりは少ない額で協力する。同居よりはマシだと思ってお金で済ませる』
『別居の義母に仕送りしています。
生活費・医療費・冠婚葬祭費で累計1500万弱は下らないでしょう。
私は同居するよりマシと思って仕送りしています。自由をお金で買ってると思って』
不満を持ちながら仕送りしているママがいるのも事実なようです。
自分たちの生活もあるので……仕送りしません
親へ仕送りをするには、自分たちの生活に余裕がないとできませんよね。子育て中は何かとお金が必要で、我が子が成長した際の食費や教育費も今から準備しておかなくてはならないとなると、親への仕送りをする余裕がないという家庭も多いのでは?
『してません。生活苦しい』
『子どもに世話になる親って何か嫌です。子どもには子どもの生活があるし、私は子どもに迷惑かけないようにしたいなと思います』
『どっちの親にも仕送りしてません。
実家の母は公務員だったから老後は厚生年金があるけど、70過ぎてもパートしてるし……。長年専業主婦だった義母は基礎年金しかないからお金ないって言うけど、働いてなかったのが悪いんだし、貧しいのは本人の責任です』
『普通しないよね。
私もお金に余裕あるわけじゃないけど子どもに世話になることだけは絶対にいや。本気でそれなら死んだ方がマシだと思う。情けないし、子どもにお金ちょうだいなんて惨めすぎるよ』
そもそも自分たちが子どもにお世話になりたくないと考えるため、親への仕送りに違和感を持つママもいるようです。
実際に仕送りをしているママからのアドバイスは?
実際に仕送りをしているというママたちからは、仕送りをする際に気をつけたいことを教えてもらいました。
仕送りするなら事前にお金の状況を確認する
『旦那も次男ですが、義母は旦那が面倒みると以前から決まってたので、仕送りしてた。
仕送りは、嫁もキチンと絡めて、義母の収支や、遺産の行き先、今後の介護やらをハッキリさせてからの方がいい』
『息子は親を助けようとするよ、家計診断もしないで。
嫁がしっかりしないと駄目だよ結局は』
『本当に仕送りしないといけないくらい困窮してるのか、とか理由を聞く』
旦那さん任せにはせず、ママたちも妻として話に加わり、実家や義実家の収支を事前に確認することが大切なようです。よく確認したら、仕送りが必要ではないこともあったというコメントもありました。
金額やルールを決める
『月に3万以内なら! それ以上は無理だよね』
『仕送りしないけど、家庭環境によってそうなったら協力はします』
『悪いことは言わない、やめておいた方がいい。額がどんどんエスカレートしていくし感謝もされないから。してもらって当たり前と思う人間には関わっちゃ駄目』
仕送りをする余裕がないと考えていても、状況によっては仕送りをしなくてはいけない場合も。仕送りがはじまると、実家や義実家の要望がエスカレートすることもあるようですが、そんなときに備えて、自分たちの生活を守れる金額を事前に決めることは大切ですよね。
できる人がすればいい
『家計がギリギリならしなくても良いと思う。
私の母は4人兄弟だけど、母だけが親に仕送り
してました。他の兄弟は仕送りなし。
余裕のある人、夫婦で納得してる人たちだけが仕送りすれば良いと思います』
子どもを育てつつ親の面倒も見ていくことはかなりの負担になります。仕送りができるという余裕がある場合には、事前にルールなどを決めて仕送りすればいいという声が寄せられていました。
生活費は贈与税の対象外
ちなみに、仕送りなどで実家や義実家に送金することになると気になるのが税金問題。毎月定期的に仕送りすれば、年間にすると大きな額になりますが、仕送りに加えて税金までかかってしまうのでしょうか?
国税庁のHPには「贈与税がかからない場合」として、
『夫婦や親子、兄弟姉妹などの扶養義務者から生活費や教育費に充てるために取得した財産で、通常必要と認められるもの』
とあります。生活費として必要な場合の仕送りには贈与税はかからず、また生活費として認められている金額に上限はありません。しかし、実際には何かとお金のかかる子育て中に、両親へ多額の仕送りができるというご家庭はそう多くはないですよね。もし実家や義実家へのサポートが必要になったときは、経験者の声を参考に夫婦でしっかりと話し合って決めたいものです。
あなたは実家や義実家への仕送り、していますか?
文・山内ウェンディ 編集・井伊テレ子
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