妊婦健診のたびに「ダイエット!」と母子健康手帳に書かれる私。妊婦の体重管理のアドバイス、ください!
妊娠中は妊婦さんにも想定できないトラブルが起こることがあります。例えば増え続ける体重です。暴飲暴食しているわけでもないのに急に体重が増えることがあるのです。また、身体のむくみ(浮腫)なども妊娠中に起こりがちなトラブルのひとつ。
投稿者さんは、むくみ(浮腫)と尿蛋白、さらに尿糖が出てしまい、安静を言い渡されたうえ、母子健康手帳(母子手帳)に「ダイエット!」と書かれてしまったとか。
『浮腫と蛋白と尿糖出て安静なんだけど、それでも「ダイエット!」って書かれてた。息するだけで太ってる気がする。妊娠前から7kg増。もうすぐ出産なのにもう太るな、減らせって。どうやればいいの?』
妊娠中の推奨体重増加量は妊娠前のBMIで分けられる
投稿者さんはもうすぐ臨月で体重は7kgの増加とのことですが、これは厚生労働省が発表している妊娠前の体重別、妊娠中の推奨体重増加量からするとどのくらいの量なのでしょうか?
基準となるのは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) で導かれるBMIの数値です。
妊娠前にBMIが18.5未満の低体重(やせ型)であった場合は、妊娠中9kgから12kgの体重増加が推奨されています。妊娠前のBMIが18.5以上25.0未満のふつうであった場合は、妊娠中7kgから12kgの体重増加が推奨されています。そして妊娠前のBMIが25.0以上であった場合は、妊娠中5kgの体重増加が推奨されています。BMIが25.0を著しく超えるケースについては個別に指導されるようです。
尿蛋白が出ると身体にどのような影響があるのか
妊娠中は身体の血流量が増えるためか、血液をろ過する役割を担う腎臓に負担がかかりやすくなるとのことです。そして、ろ過しきれなくなったたんぱく質などが尿中に排出されるのですね。尿中に蛋白がなければマイナス(-)、尿中の蛋白の量によって(+)や(++)などと分かれるようです。蛋白が出続けたり増え続けていると重症化した場合、妊婦本人や胎児、新生児が死亡することもある妊娠高血圧症候群になる恐れがあるそうです。尿蛋白に高血圧がともなうこともあるとのこと。そのため、厳しく指導されるのかもしれません。
尿糖が出ると身体にどのような影響があるのか
妊娠中は胎盤などからの影響で血糖値が上がりやすくなるようです。一定の基準を超えると妊娠糖尿病になることもあるとのこと。妊娠糖尿病になったときの影響は、妊娠高血圧症候群や早産などがあり、赤ちゃんが巨大児になる可能性が高くなるなどもあります。
妊娠中の体重をコントロールした先輩ママたちの方法は?
むくみ(浮腫)と尿蛋白、さらに尿糖と、トラブル続きの投稿者さん。「ダイエット!」と母子健康手帳に書かれたのなら、体重をコントロールすることや食事の内容を考える必要があるのかもしれません。妊娠中に体重をコントロールしたママたちはどのような方法をとったのでしょうか?
妊娠中の食事の工夫
『とにかく野菜メインで、野菜料理だけをお腹いっぱい食べるようにしたら臨月なのに1kg減って褒められたことあるよ』
『私も毎回怒られて、湯豆腐生活したり、炭水化物を減らしたり、ご飯食べる前に野菜サラダを食べるようにしてた』
『臨月になっていきなり血圧高めになったから生まれるまで毎日湯豆腐や温野菜(どっちも肉も入れて)して食べてたら体重は増えなかったよ!』
ママたちが実践した妊娠中の体重コントロールの方法は”野菜をたくさん食べる”、”炭水化物は少なく”がポイントのようです。冷たいサラダや冷奴身体を冷やすのが心配な方は、温サラダや湯豆腐はいかがでしょうか。1日の中で1食だけ炭水化物を食べないようにしてみるのもいいかもしれません。
ちなみに妊娠中のむくみはどうすればいいの?
妊娠中のむくみは、妊娠高血圧症候群の兆候のひとつとされています。軽症とされるのは朝起きたときなどに身体を指で強く押して指を離しても指の跡が残るような状態が、足のみにとどまっている状態を指すとのことです。また、重症とされるのは身体を指で強く押して指を離しても指の跡が残るような状態が、全身に及んでいる状態を指します。
長時間の立ち作業などを避け、少しでも横になるようにすることを心がけるといいようです。
妊娠中の体重コントロールは無理をせず、あくまで妊婦さんができる範囲で先輩ママたちのアドバイスを実践してはいかがでしょうか。
文・しのむ 編集・しらたまよ イラスト・Ponko
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