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撮った写真が全部消えた!?SNSへの投稿で居場所特定!?スマホの写真で気をつけたいこと

スマホで写真を撮っていると、気づけば容量がいっぱいに……! 大事な写真は安全で無くなる心配のない場所に保管したいですよね。そうはいってもIT機器やサービスは難しく、何が保存に適しているのか分からない。

カメラマンの土田凌さんに、おすすめの写真の保存方法をお聞きしました。写真の加工やSNSへの投稿についてもアドバイスを伝授してくださいました。

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写真の保存は“クラウドに保存”がベスト

――SDカードやHDD、クラウドといったように、写真の方法にもいろいろあります。長期保存とするとなると、保存場所として何を選べばいいのでしょうか?

土田さん:インターネット経由での保存(クラウド)が今は1番安全かなと思います。写真の保存をするクラウドというと、iCloudやGoogleフォト、LINEフォトといったサービスがあります。

※SDカード:スマホ本体が持っている記憶容量を補助するためにある外部記憶媒体。SDカードに保存したデータは、他の媒体(パソコンなど)で読み取ることが可能です。
※HDD:Hard Disk Driveハードディスクドライブの略。SDカードと同じでスマホやパソコンの記憶容量を補助・バックアップできます。最近では、Wi-Fi通信を使い、パソコンやスマホ・タブレットなどのデバイスと無線で接続できるものも。

――これはあまり知られていないのでは? というクラウドはありますか?

土田さん:Amazonのプライム会員に入っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。Amazonのプライム会員なら、プライムフォト(Amazon Photos)が使えます。写真以外のファイルには制限はありますが、写真は無制限です。よく知られているGoogleフォト、LINEフォトは高画質の写真だと圧縮されて画質がちょっと汚くなってしまうんですね。Amazonのプライムフォトでは画像の劣化もないですし、他の人と写真を共有できますよ。

SDカードはクラウドとダブル使用!安心の容量は16GB

――SDカードは写真の保存場所として良くないのですか?

土田さん:SDカードは破損の可能性もありますし、長く使っているとカメラが読み込まなくなるので危ないですね。SDカード1枚を使い続けて、HDDやクラウドにバックアップとして保存する形がいいかなと思います。

――となるとSDカードのオススメの容量は何GBくらいでしょうか?

土田さん:16GBあれば問題ないという印象があります。高画質の画像サイズであるL Fineでも10MB程度なので、1,600枚くらいは保存できます。

流行の写真加工。加工する場合は暗めに撮るのがポイント!

――最近、面白いアプリも多く、写真加工が流行っていますよね。

土田さん:簡単なものだと、「フィルター」をかけて色を調整するものがポピュラーですね。

――そもそもフィルターとは何ですか?

土田さん:写真全体にセピアやモノクロなど、色を施して写真のイメージを変えるものです。フィルターを選択して写真にのせると、綺麗に見えたりふんわりした雰囲気になったり、子どもに元気さやかわいらしさをプラスしたりといったことができます。
フィルターを使って色を変えるなどして雰囲気を調整することで、撮影時に自分が感じていた感情に近づけていくことができます。

画像加工アプリは「VSCO」がオススメ

――最近流行の画像加工アプリはなんですか?

土田さん:最近は画像加工アプリ「VSCO」が流行っていますね。フィルターの種類がとても多いのが特徴です。流行りの「フィルムらしい写真」に加工できることが人気の一因かもしれません。

――後で写真にフィルターをかけるとしたら、撮影時に注意しておくことはありますか?

土田さん:ちょっと暗めに撮るのがおすすめです。明るすぎて白くなってしまう(飛んでしまう)と直せないのですが、暗いと直せることが多いんです。

写真をSNSにアップするときに気をつけたいこと

――加工した写真も含めて、写真をSNSにアップするときに気をつけることはありますか?

土田さん:人の顔を写さないようにするのは鉄則です。ただ後ろ姿くらいなら特定はできないかなと思いますが、あまり写らないほうがトラブルにならないですよね。

芝生とか木とか、なるべくどこにでもあるような風景で撮るのがいいですよ。もし大都市のスクランブル交差点のようにとても人通りの多い場所で撮ると、かなりの人の顔が写り込んでしまいますし、住宅街の中でも、電信柱に住所表示(街区表示板)があったりもしますね。場所を特定されないよう、気をつけたほうがいいですよ。

大切な写真はしっかり保存しつつ、SNSで上げるときもリスクを考えて、楽しい思い出を残していきたいですね!

取材・編集部 文・しらたまよ イラスト・善哉あん

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