「家を購入して後悔」。買う前にはわからなかったそれぞれの事情
賃貸住宅に暮らしているとつい考えてしまうのが、毎月支払っている家賃のこと。年間にすればン十万円〜ン百万円、さらに◯年住んでいるからこれまでの合計は……と一度考えはじめると「もったいない! 同じお金があれば家くらい買えたのに!」と考えてしまう人もいるでしょう。それがきっかけでマイホーム購入を考えはじめる場合も、少なくないようです。ママスタコミュニティに寄せられたのは、マイホーム購入に悩むそんなママからの相談でした。
「払い続ける家賃がもったいない」と購入したら、想定外のことが!
誰もが一度は考える、マイホームと賃貸住宅それぞれのメリット&デメリット。
『家を買って後悔した人って、いますか? 今賃貸に住んでいるのですが、今年中に購入しようか悩み中。家賃を払い続けるのも、もったいないなと思っています。市内には住み続ける予定だけど、ずっと住み続けたい地域はとくになくて。いろいろ迷っています』
子どもが小学校に通いはじめたらそうかんたんには引っ越せなくなるので、「いつでも引っ越しできる」賃貸のメリットも感じられないのだそうです。
そこに集まった、「後悔している」ママたちの声。なぜ後悔しているのかといえば……? それぞれ理由は、違うようです。
『若い時期に購入したから、将来建て替えが必要になりそう』
『あとから家を建てた隣人がおかしな人だったので、後悔しています。その家が立つ前は、平和な地域でした』
『あまり余裕を考えずにローンを組んでしまったこと。見とおしが甘かった。持ち家は光熱費が上がるし、固定資産税もかかる。10年も経てば家のメンテナンス費用もいるし、子どもの食費や教育費の増加などで想像以上にキツくなってる』
『町内会が面倒だよ。私は賃貸のほうがラクだったな』
『ダンナがずっと転職をしたがっているんだけど、通勤で今の家から片道4時間以上かかる。ダンナの念願だった仕事だし年収も増えるんだけど、まだローンも残っているし今の環境が気に入っているから引っ越したくない。売れば若干黒字になるんだけど、どうしようかな』
隣人トラブルやご近所づきあい、維持費のことや「かんたんには動けない」ことなど、後悔の理由は多岐に渡っています。
人生一度といえるほど、大きな買い物。一時の感情で決めないこと!
とはいえ住んでいる場所が「自分たちのもの」であることは、それらを差し引いてもやはり大きな魅力ですよね。とくに子どもが小さなうちは騒いだり走り回ったりする音を気にしなくてもいいので、ストレスが軽減されるメリットも。
『大きな買い物だから、老後まで住みたい地域が決まってからでも遅くはないと思うよ。買ったはいいけど、実家が遠くて苦労している友人もいる』
『買う人は「家賃を払うのと変わらないから」と言うけど、修繕費をちゃんと貯めておかないと劣化していく家に住み続けなきゃいけない。家の寿命がきてもお金がないと、建て替えできない。今無理をして買っても、子どもにそんなものしか残してあげられないんじゃ情けないよ。頭金は払えたとしても、ある程度の貯金がなければ購入はおすすめできないな』
おそらく一生のうちで一番大きな買い物となるであろう、マイホーム。たしかに「家賃を払うのがもったいない」という理由だけで購入を決めてしまっては、後悔することにもつながりそうです。ずっとそこに住み続けたいと思う地域をじっくり探し、もう少しお金を貯めてからでも遅くはないのでは?
ちなみに投稿主のママさん宅では、まだお子さんが小学校入学前とのこと。市内で評判のよい小中学校をリサーチして、まずはその通学エリア内に引っ越しをしてみるのもいいかもしれません。概して評判のよい学校の周辺は環境も比較的よく、ご近所さんも落ち着いた方が多いような印象があります。その地域で子どもやママにもお友達ができてから、マイホーム購入を考えても遅くないのではないでしょうか。
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