いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

思いどおりにならず泣きわめく3歳児、これってふつう?何歳で変わったか先輩ママの経験談は

pixta_15674622_M

子どものお世話に一生懸命なママにとって、いつまでも止まらず泣きわめく声は我が子のものであっても(我が子のものだからこそ?)つらいものでしょう。こんなに泣くのはうちの子だけ? この泣き声はいったいいつまで続くの? と不安に思うママもいるのではないでしょうか。ママスタコミュニティにも、こんな質問が届きました。

『3歳で寝起きや眠いときとか、自分の思い通りにいかなくて泣き叫ぶのは普通ですか? 無駄に泣きわめかなくなるのって何歳くらい?』

疲れて眠くなったときや起きたばかりのタイミング、そしてやりたいことが思いどおりにできないとき……あの泣きわめく子どもの声、経験したことがあるママなら即座に思い出すことができますよね! ママがなだめたり理屈を説明したりしてもなかなか泣きやんでくれないものです。これは3歳児には普通のことなのか、そして何歳くらいになったらなくなるのか、ママスタコミュニティに寄せられたママたちの経験談をのぞいてみましょう。

3歳ならふつうのこと!仕方ないよ

『3歳なら普通だよ。 眠いときなんて小学生になったってちょっとしたことで泣いたりするしね。 仕方ないよー。大変だけどね!』

『普通だよ。ママに甘えられている証拠』

3歳ならばふつうのこと、大変だけど、素直にママに甘えている証拠という言葉が届きました。まさに“ムダ”と感じるあの泣き叫びを経験した先輩ママならではのやさしい声ですね。それでも日々子どもと接しているママとしては、もう3歳で、だいぶ会話ができるようになってしっかりしてきたのに、どうしてあんなに泣きわめいてしまうのか不思議に感じるのでは?

3歳になると語彙が増え、思いのままに感じたことを口にし始めます。自我が充実し、他人をくぐって理解ができるようになることから、相対的に物事を見ることができ始めるのもこのころなのかもしれません。「なぜだかママが困っている」「どうもママは自分をなだめている」「ママが何か説明している」あたりはわかっているかもしれませんね。でも3歳は自分の“つもり”だけでなく、相手の“つもり”を知ったばかり。自分の気持ちに折り合いをつけたり、規範意識が芽生えるのは4歳以降です。ましてや考えたことや感じたことを相手にわかるように話したり、その場にふさわしい言動が取れるようになるのは5歳以降。3歳では、ママが「なぜこんなことがわからないの?」と思うこと全部は理解し切れないし、自分で感情をコントロールしたり、ママに思いを伝えたりすることはまだ難しいのではないでしょうか。
赤ちゃん時代と比べるとずいぶんしっかりしてきたように映るので、ママもついそれ相応の扱いをしてしまっているのかもしれません。でもまだ3歳、成長過程なんだと思えば、子どもが思い通りにならなくて泣き叫んでしまうのも無理がないと納得できますよね。

5才くらいに変化?言葉の発達や我慢を覚えることで泣きわめかなくなる

それではいつくらいになったら泣きわめくことがなくなるものなのでしょうか?

『うちの子は幼稚園行きだしてから無駄に泣かなくなった』

『上の子は4歳後半まであった。今下の子4歳前で、しょっちゅうやってる。困るし疲れる』

『我慢を覚えられるようになるのは年長以降だと思うよ』

『うち5歳の年中だけど、やっと朝眠くても愚図って泣かなくなったよ。思い通りにいかなくて泣いてたのも、つい最近まであったけど、自分の気持ちを言えるようになってきたらなくなったかな。でも口答えの反抗が少し出てきて面倒にはなってきた』

『うちの娘は5歳の年中であんまり泣きわめいたりしなくなった。泣くときは涙をポロポロながして我慢する感じ』

先輩ママたちの経験談をみると、幼稚園に通い始めたころから変化がみられ始め、5歳くらいになると泣きわめかなくなる子が多いようです。

個人差はあるでしょうが、子どもは4歳になってやっと「~だけれども~する」というふうに自制心が形成され始めます。3歳頃に「思いどおりにならない」と感じて、泣いて表現するしかできなかったことも、次第にいろいろな意味を理解して我慢することを覚え、泣かずに気持ちが整理できるようになるのかもしれませんね。
5歳くらいになると気持ちや希望を言葉で伝えることが上手になってくるので、ママも子どもの気持ちを理解してあげやすくなったと感じるようです。

子どもによって成長の程度はちがいがありますが、3歳で思いどおりにならずに泣きわめいてしまうのは仕方のないこと。子どもたち自身もわからないことが多い中で頑張っているんだと思うと、あの延々とつづく大きな泣き声もやさしい気持ちで見守れるのではないでしょうか。子どものことで悩むママは「これはふつうのこと?」「いつまで続くの?」と不安になるものです。子どもの成長の過程で悩みは変化していきますから、結果、ママの悩みはつきませんが、今現在終わりが見えないと思える悩みはいつか終わると思って、乗り切ってくださいね!

(参考:大阪府堺市「3歳児、4歳児、5歳児 発達の特徴」 ※2020年5月時点の情報です)

文・小栗あゆみ 編集・blackcat

関連記事

子どものイヤイヤ期「あと1年もすれば楽になるよ」と励まされたけど……遠い光より近くの小さな光に救われた話
娘がイヤイヤ期ピークだった2歳の頃のお話です。 ある日、児童館で遊んだ後。娘に「もう帰るよ」と声をかけたとたん、まだ遊び足りなかったのか「イヤアアア!」と癇癪を起こし床をゴロゴロと転がり泣き出しまし...
娘のイヤイヤを意外な方法で静めてくれたおばあちゃん
娘が2歳のイヤイヤ期真っ盛りの頃のお話です。 その頃はスーパーへ買い物に行っても、ひどく癇癪を起こして結局買いたい物もろくに買えず急いで帰る……という日がたまにありました。 ...
育児家事仕事で疲れたときにいかが?「子どもと一緒に子どもになる日」
毎日続く、育児、家事、仕事の日々。たまに疲れがたまってどうしようもない日があります。そんな時、私は「子どもと一緒に子どもになる日」を作ります。 いつもだったら、「お母さん遊ぼう~」と誘う...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
無駄に泣きわめかなくなるのって何歳くらい?