「ちょこくんにご飯をあげたい娘」 #うちの猫ちょこくんシリーズ<第10話>
ちょこくんのご飯やお水をあげるのは、ママの仕事。ママがごはんをあげる様子をいつも横で見ているのは、娘のうっちゃん。当時2歳の頃のお話です。
猫用かつおぶしをトッピングしたカリカリ(乾燥フード)が、ちょこくんのお気に入りのごはんです。かつおぶし大好きな食いしん坊のちょこくんは、かつおぶしの袋が開いた音がすると走ってくるのです。
「ちょこくんにかつお、あげるの」と娘のうっちゃんが、小さいおててをわたしに出してきます。わたしは小さなおててからこぼれないように、そっとかつおぶしをのせます。
うっちゃんもこぼさないそうにそーっと、ちょこくんのお皿に入れてあげるのです。かつおぶしをカリカリにのせるのはうっちゃんの大切なお仕事になりました。
ゆっくりこぼれないようかつおぶしをのせたら、うっちゃんはちょこくんに必ず一言。
大好きなごはんをガツガツ食べるちょこくんに「食べ終わったら、お水も飲むんだよ~」と。
ママがいつもうっちゃんに「ごはんの後はお茶を飲むんだよ~」といつも言っているので、真似しているみたいで微笑ましい光景です。
脚本・横内みか イラスト・んぎまむ
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