「良いお母さんになれなかった」と悩むママに寄せられた、先輩ママたちからの温かい言葉
「良いお母さん」と聞いてイメージするのは、どんなお母さんですか?
筆者がイメージしていたのは、“子どもにはいつも笑顔で接して、ダメなことをしたときには諭すように優しく伝えるお母さん”でした。実際に子育てを経験するまでは、このイメージが正しい姿だと思っていたのです。
でも実際に子育てを経験し、自分が頭の中で描いていた母親像が、いかに非現実的なものだったかを知ることになります。
子育てをする前に描いていたイメージが“完璧な母親”であればあるほど、実際の子育てがはじまったあとの自分への落胆は大きくなります。「自分はダメな母親なのではないか」という想いを強く感じてしまうのです。
ママスタコミュニティに寄せられた、あるママからの投稿をご紹介します。
『いいお母さんになれなかった。毎日子どもを怒鳴るし、自分のための良い子をやらせようとしている。のびのび育てるってどういうことかわからない。人の迷惑にならないようにと思うと、どうしてものびのびなんてさせられない。わからない。のびのび育てるってどういうことなんだろう。好き勝手させることとは違うだろうけど、全部口を出してしまう』
投稿をしたママが、どれだけ思い悩んでいるかが伝わってきます。でも、子どものことをたくさん考えている立派なママだということもわかります。
これは、今子育てをしている多くのママたちが抱えている気持ちではないでしょうか。
共感できるからこそ伝えたい。先輩ママたちからの温かい言葉
この投稿に対し、多くのママたちから、温かい言葉がたくさん届いていました。
『責任感あるいいお母さんじゃん。怒鳴ったら、その分同じくらい笑えばいいんじゃない? 子どもって結果より物事の経過を褒めると喜ぶと思う』
『全部完璧にしようって思ってるのかな……。いいんだよ! 失敗したって。良いお母さんだって失敗すると思うよ。ダメな事も認めると気が楽になるよ』
『誰だってそんな時もあるよ。少し休んでリラックスしよう。私もたくさんたくさん泣いてるよ』
『子どもが1歳ならお母さんも、“お母さん歴1歳”。いいんだよ。吐き出して頑張ろうって思えれば! 先は長いし、家事とか育児ってみんな違うし、やりやすい仕方を見つければいいんじゃないかな』
『完璧な母親なんかいないと思うよ。自分で完璧だと思ったとしても子どもがどう感じるかはわからない。子どもには子どもの感じ方や気持ちがあるからさ。それが親と同じかどうかはわからないよね。親子でも別の人格を持った1人の人間だから』
私も……。共感するママたちの声
『私も毎日毎日、子ども達寝てから反省ばかり。旦那にもヒステリーで子ども達が可哀想だ、と言われてる。毎日子どもと、笑って、楽しく過ごしていたいのにそれが出来ない自分に自己嫌悪…消えてしまいたくなる。こういうトピみたら自分だけじゃないなって思えて、少し楽になったよ。ありがとう』
『私も全然いい母親になれない。自分は全然完璧じゃないのに、まだ小さい我が子には完璧を求めて怒鳴ってばかり。本当最低だよね。なんの慰めにもならないけど、あなただけじゃない。私も全く同じです。せめて逃げずに向き合うこと、愛し続けることだけは絶対にやめずにいたいと思ってる』
『そんなに自分を追い込まないで。感情的になって怒ってしまう時だってあるよ。料理が下手でも家事が遅くてもそんなこと気にしないで。子どもにとってはたった一人のお母さん。だれも代わりはできない。叱ってしまって悪かったなと思ったときはスキンシップとってあげたら。膝の上に抱っこしてあげるだけでも、子どもは安心すると思うよ』
ママたちは、みんな一生懸命に子どもと向き合い、“良い母であること”へのプレッシャーと戦っています。
「子どもが1歳なら、ママとしても1歳」。
この言葉は、子育てで悩むママたちに贈りたい言葉です。子どもと一緒にママとして成長する日々を送っています。時には、失敗することだってあります。上手にできないことだってあります。だって、まだまだママになったばかりなんだから。
その中で大事なのは、失敗しないことではなく、失敗から学ぶこと。失敗を経験して身に着くことがたくさんあるのは、まさに子どもの成長と同じです。
筆者は、ママ歴4年です。まだまだ成長真っ只中で失敗ばかりの子育てだけど、子どもが飛び切りの笑顔で「ママ、大好き!」と言ってくれたら、それでOK! 自分の子育てに「自信+1」とポイントを増やしていきたいと思います。
文・鈴木じゅん子 編集・しのむ
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