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自信とコンプレックスは紙一重!子どものやる気に火をつけた「母の一言」

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「自信とコンプレックスは紙一重」と語るのは、「花まる学習会」代表の高濱正伸先生。「子どもは自信を持つとなんでもできるようになります。逆にコンプレックスを持ってしまうと、どんどん自己肯定感が低くなっていきます」と話します。子どもに自信を与えることができる一言とは一体なんでしょうか?
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小学生以降は「できてあたりまえ」が増えてくる

子どもが3、4歳の頃までは、なにか1つできると親やまわりの大人たちから「すごいわね!」とほめられることが多かったと思います。しかし、小学校、中学校と進んでいくうちに「できることが当たり前」になり、平均よりもできないと「おまえだけだぞ。こんな問題が解けないのは」などと言われたりします。

親はこの言葉を言ってしまったらアウト。子どもは自信をなくして「私は○○が苦手だから」と負の方向へまっしぐらです。この「○○が苦手」という意識は、子どもの行動力を制御してしまいます。逆に、「あなたは○○ができるよね」といわれると、その一言が自信になって、なんでもやったらできるんじゃないか! と思えるのです。

子どものやる気に火をつけた「母の一言」

ちなみに、うちの母は昔からニコニコしていて、僕はそんな母のことが大好きでした。「母が僕のことを見るときの顔はすごく幸せそうだな」といつも思っていたのです。母は授業参観に来るとき、毎回着物を着てきていたのですが、それを見て僕は「うちのお母さんだけなんであんなにきれいなんだろう」と思ってたくらいですよ。今、改めて写真を見ると、まぁ普通の母親ですね(笑)。

あるとき、うちの母と姉が「九州大学はすごい大学だ」と言って盛り上がっていました。そのときに母が「まあちゃん(僕)だったら、東大ぐらいいけるんじゃない?」といったんです。それで僕は「はい! 行きましょう!」となったわけです(笑)。母の言葉は、よくも悪くも子どもに非常に大きな影響を与えるという一例です。

ちなみに僕の知り合いでお医者さんになった人がいっぱいいるんですけど、「なんで医者になることを決意したんですか?」と聞くと、「母が医者になったらいいなと言ったから」と答えてきます。僕のまわりの医者になった人には、「目指したきっかけが母の一言だった」という人がたくさんいます。だからといって「医者になったら嬉しいな」とつぶやき続ければ、医者を目指すかといったら、それはちがいますよ(笑)。

ママの仕事は「子どもに自信を与えること」

ここで言いたいことは、「子どもに対して根本的な自信を提供するのは、ママの役割」ということです。子どもにとってママの存在というのは、とても大きなものです。そのため良くも悪くもママがつぶやいたちょっとした一言に子どもは過敏に反応してしまうことがあります。

今、子育て中のママのなかでもいるのではないでしょうか? 子どものころから親や先生に「あなたはできない」「だめな子だ」といわれて続けて自信をなくしてしまい、その延長で今も「私は子育てもだめなんじゃないか」と思い込んでしまっている人が。そんなことないですよ! ママは精一杯がんばっているし、ママがニコニコしていたら子どもはしっかり育つから安心して大丈夫です。

取材、文・間野由利子 編集・北川麻耶

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