抱っこします、だって抱っこしたいから!「抱き癖つくよ」へのママたちの回答とは #産後カルタ
「抱き癖」という言葉を聞いたことがあるママ、少なくないでしょう。辞書に掲載されているような言葉ではなく、昔からの子育ての中で言われてきた言葉のようです。「赤ちゃんが泣くと抱っこする、という動作を繰り返すことで、抱っこされていないと赤ちゃんが泣いてしまう状態」を指すようです。赤ちゃんの自立を促すためなのか、「抱き癖がつくよ」と赤ちゃんをあまり抱っこしすぎないように、という忠告をする人もいるとか。しかし、子育ての当事者であるママたちは「抱き癖」という言葉を肯定的には受け止めていないようです。
『今姑が来ているのですが抱っこするたび「抱き癖が~」ってうるさいんです! まだ生後3週間なのに。最初は気にせず無視していたんですが、朝から言われ続けています』
「抱き癖つくよ!」にママたちはこう言い返した!
『姑も悪気があって言っているのではないと思うから、姑のプライドを傷つけないように「小児科(産婦人科)の先生に、”抱き癖なんか気にせず、たくさん抱っこして、信頼関係を築いてね。それが現在の育児方法です”って言われました」って言ってみたら?』
お姑さんに「抱き癖」について言われてしまうとなかなか言い返せない! というママは、産婦人科の先生の言葉としてそれとなく反論してはいかがでしょうか? この言い方だとカドがたたずに済むかもしれませんね。
『里帰りしていたからか、「あらあら抱き癖ついて~」って、何回も言われましたよ。二人目も言われて、さすがに頭にきて、「昔と違って、抱き癖なんて関係ありません! 気になるなら、お義母さんは抱かないでください!」と言ってしまいました。それ以来、言わなくなりましたけどね……』
お姑さんに対しても毅然と言い返せる! というママはこちらのママの言い方を参考に……。その後の嫁姑関係にも優位に立てるかも……しれませんね。
『私は、「たとえ抱き癖がついたとしてもお義母さんには迷惑かけませんから」って明るく言ってやりました』
悪気のない言い方には悪気のない言い方で、軽く言い返したママ。抱き癖がついて困るのは、赤ちゃんのお世話をメインで担う他ならぬ親自身でしょう。その親が「抱っこしたい」と考えるのであれば、家族といえど受け入れてほしいですね。
「甘え」と「自立」は相反するものではない!赤ちゃんのうちからたっぷり甘えさせてあげて
立山町出産子育てサポートサイトでは、おじいちゃんおばあちゃん向けの子育て資料の中で
『あかちゃんの様々な気持ちに抱っこをして温かく対応してあげることは、周りの人を信頼する基礎をつくります。“抱っこのしすぎ“で赤ちゃんに悪影響は及びません』
と明記しています。パパやママにおじいちゃんおばあちゃんが「抱き癖がつくよ」と言わなくていいように、行政側から指導してくれているのですね。
赤ちゃんにとってひとつの「社会」である家族に「甘えられる」経験をさせてあげることは、「自分が大切にされている」ことを実感させてあげられる貴重な経験ではないでしょうか。時代が進むにしたがって子育ての方法も変化していきます。昔の子育ての方法と現在の子育ての方法には違いがあることを家族には理解してもらいたいですね。
文・しのむ 編集・しらたまよ イラスト(産後カルタ)・こねこねこ。
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