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6年ぶりの旦那とのデートで気づいたセンチメンタルな気持ち……そのとき旦那は

長女を産んでから数えると6年間、ずっと子どもと一緒にいた私。この春に次女が幼稚園に入園し、ようやく「ひとりの時間」を持てるようになりました。

そんなとき、平日休みをとった夫。突然「明日、ランチデートしようよ!」と誘われます。
「デート」なんていう言葉がくすぐったく、あまりの出来事に驚きましたが、6年ぶりに旦那との「デート」に、私はソワソワしました。同じ家に住んでいるのだから一緒に行けばいいのに、何故だか「待ち合わせ」を申し出てきた夫。それもまた不思議な気分になります。

若い頃、よくデートした場所で待ち合わせ。一応オシャレを施す自分に、もちろんかつてのようなドキドキ感はないものの、くすぐったいような妙な感じはありました。

拒否するのも変だし……かといって、子どもの手しか握ってこなかった6年間で、すっかり「夫と手をつなぐ」という感覚すら忘れてしまっていた私。どうしよう……どうしよう……と悩みながらも恐る恐る、手を握ります。
「夫の手って、こんなだったっけ……」
もう、思い出そうにも思い出せないくらい遠い昔の出来事のようでした。
手を繋いだふたりは少しぎこちなく、微妙な空気が流れます。
「なんだろう……この感覚……」絶妙に気まずいこの感じを表現しようと言葉を探していると……

「親や兄弟と手をつないでいるような感じだ……」

大好きだけど、手を繋ぐような間柄ではない。繋げと言われれば照れながらも繋ぐけど、もう大人だし積極的に繋ぎあいたいわけではない。
あぁ私と夫は、本当に「家族」になってしまったのだな……なんて、少しセンチメンタルになっていると、夫の手が少し汗ばんでいるのに気づきます。
夫も照れくさかったのかな……なんて思っていると……


……夫の方は、とても純粋でした……。
そんな夫と、ふたりだけの人生の方が長いこれから。少しずつトキメキを戻していくことはできるのか……は、わかりません。
次回は手じゃなくて腕を組もう、と思ってしまったのでした。

脚本・渡辺多絵 作画・イチエ

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