「バースプラン」はどんなことを書くの?実際に書いたママたちの体験談
理想のお産、希望のお産を産院に伝えることができる「バースプラン」。
ママたちの希望に沿ったお産、満足がいくお産ができるようにと、多くの産院で導入されているので、出産を経験しているママたちの中には、「バースプラン」を書いたことがある方もいるのではないでしょうか。
筆者は、初めての出産で何を書けばいいのかわからず、先輩ママに相談したところ、「胎盤は見たほうがいい」と言われました。
「臍の緒を夫に切ってもらいたい」「胎盤を見たい」という2つの希望を書きましたが、臍の緒を切るのはできず、胎盤を見せてもらうことだけが叶いました。
バースプランとは
バースプランとは、どんなお産がしたいか、産後どうしたいかなど、お産に望むことを書いたものです。病院側とバースプランを共有することになりますが、すべての病院にあるわけではありません。
ただ、初めてのお産の場合「バースプランを書いてください」と言われても、何を書いて良いかわからないというママもいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ママスタコミュニティに寄せられた、先輩ママたちがバースプランに書いた希望をまとめてご紹介します。
ママたちが書いた「バースプラン」
すぐにイメージできるものから、「そんなプランがあったのか!」と驚くプランまでいろいろなコメントがありました。「満足のいくお産」は人それぞれです。
へその緒の処置の仕方を決める!分娩室の雰囲気を変える!
『臍の緒は旦那にカット。あとは、暗い方が落ち着くので部屋をできるだけ暗くしてもらいました』
『好きな音楽を流したいと、立会いする人以外入れないでくださいと書いたよ』
『子ども含め、みんなで出産に向かう。子どもにへその緒を切ってもらう(結局気持ち悪いとなり旦那が切った)』
分娩室に入れる人を決めたい!
『義家族はLDR、分娩室に入れないで! 私からと言わず、やんわりふんわり断ってください、みたいな事を本気で頼んだ』
『うちは実母がでしゃばりだから、出産と産後は親の立ち入り禁止にした』
出産に立ち向かうママのお願いを書いたケースも
『優しく対応してほしい。怒らないでほしい。って書いた』
『痛みに弱いので叫んだりすると思いますが、その時は叱ってください。そしたら冷静になると思うので……、と書いた』
『胎盤が見たいと書いた。見せてくれたし、写真撮る? って聞かれた』
書いたけど叶わなかったバースプラン
へその緒を切ることは叶いませんでした……。
臍の緒を切るというのは、できる産院とできない産院があるようです。
『へその緒を切るのは、医療行為だからということでできなかった』
せっかくのバースプランを忘れられていたママも! 次回があればぜひまたバースプランに書いてもらいたいですね。
『自分でへその緒切りたいって書いたのに、忘れられててやらせてもらえなかった(泣)』
計画通りにはいかなかった!陣痛の痛みでバースプランを忘れました!
こちらはママ本人がバースプランどころではなくなってしまった! というケース。出産は予測できないことが起こったりするようです。
『バースプラン考えて書いておいたけど、いざ陣痛来たら頭が真っ白になり バースプランどころじゃなかったなぁ』
現実的ではないけど、できることならお願いしたい!
全身麻酔?出てくるものを押し込めて!
ちょっと笑ってしまうバースプランもありました。出産はママにとっては一大イベント。叶わないと分かっていてもとりあえず「お願いするだけ」でもやっておきたいのでしょう。
『全身麻酔してほしい←これ本気(笑)』
『痔が出てくるので押し込めて欲しい』
これから出産する方へ バースプランのヒント
これからバースプランを書くママたちへ、バースプランのヒントとなる先輩ママの意見をまとめてみました。
分娩室をママ好みに
『分娩室の雰囲気を自分好みに整える』
部屋の明るさや、BGMなど、落ち着いた空間で出産に挑めるように希望を伝えましょう。
出産の記念に胎盤を見ておく
『胎盤を見たい』
筆者も勧められ、見ました。
出産方法を選ぶ
『自由な態勢での出産』
分娩台以外にも、畳の部屋や水中など、出産方法はいろいろあります。産院ではどのようなお産が可能かを確認し、希望に沿った分娩方法を選んでみてください。
切開についての意思を伝える
『会陰切開の有無』
希望に添えない場合もあると思いますが、希望を伝えておくのは大切です。
分娩室に入る人を選んでおく
『義両親、実両親を分娩室に入れない』
意外と多かったこの意見。確かに、出産中に入ってきてほしくない人っていますよね。気になる方は、しっかりと書いておいた方が良さそう。
これから「バースプラン」を書くママたちの参考になりますように。
文・鈴木じゅん子 編集・しのむ イラスト・Ponko