離乳食づくりは実験みたい?ママたちの離乳食事情と注意したい食品 #産後カルタ
産まれてすぐの赤ちゃんは母乳かミルクで栄養を摂りますよね。成長するにしたがって母乳やミルク以外のものを食べる練習をすることになります。つまり「離乳食」です。厚生労働省によると離乳食を開始する目安は、生後5か月から6か月ごろ、さらに赤ちゃんの首がしっかり座っていること、支えてあげると座れること、赤ちゃん自身が食べ物に興味を示していること、赤ちゃんの口にスプーンを入れても押し戻すことが少なくなってきたこととのことです。
ただ離乳食づくりは、すりつぶしたり、出汁で伸ばしたりなど、大人の食事よりも作る手間や時間がかかることもあります。
ママたちは離乳食づくりにどのように取り組んでいるのでしょうか?
『もうすぐ8か月の娘がいますが、離乳食は野菜を混ぜたお粥です。この間市の離乳食教室で肉じゃがの作り方を教わりました。離乳食って、そんな感じで調理してあげなきゃいけないのですか? みなさんはどんな感じでしたか?』
レンジでチン・取り分け・出汁でのばす……実験・研究みたいな離乳食づくりとは
『イモをレンチンそしてマッシュとかでいいんじゃないのかなぁ。出汁で伸ばせるし。野菜食べていたらいいと思うよ!』
『肉じゃがは大人の作って出汁入れたときに取り出して作っていたよ。全部そんな感じ。それを月齢によって潰し加減を変えていただけ』
『手作りしていたけど、調理って感じではなかったなぁ。出汁で茹でただけ、みたいな』
『わたしは実験みたいで楽しく作っていたよ。始めてのご飯は栄養つけたいしーとおもって』
ママたちからは、離乳食の作り方をどのように実践してきたかの体験談が寄せられました。赤ちゃんの離乳食のためだけに料理するのではなく、大人の料理のついでに離乳食を作っていたママもいれば、離乳食はレンジでかんたん調理をしていたママもいました。また、離乳食づくりは「実験みたい」で楽しかった、というママもいました。すりつぶしたり出汁でのばしたりすることが多い離乳食は確かにちょっとした実験に似ているかもしれませんね。離乳食初期は特に見た目よりも、食材が赤ちゃんが飲み込むことができる状態になったかどうかがポイントになるので、「実験」に似てしまうのでしょうか。
離乳食にするには注意しなければいけない食品も!与える前に勉強しよう
ところで離乳食を作るときには、注意しなければならない食品があります。厚生労働省によると、離乳食を食べている時期の赤ちゃんに与える際に「注意したい食品」として、はちみつと牛乳を挙げています。
はちみつを与えてはいけない理由は、乳児ボツリヌス症を予防するため。2017年4月には実際に国内でも乳児ボツリヌス症によって赤ちゃんが亡くなる事例がありました。赤ちゃんの内臓はまだ大人のように発達していないため、はちみつにボツリヌス菌が含まれていた場合、ボツリヌス菌が赤ちゃんの腸内で増殖し、毒素を出してしまうとのこと。この毒素によって、便秘を起こしたり、おっぱいを飲む力が弱くなったり、元気がなくなったりするなどの症状が起こり、まれに亡くなってしまうこともあるそうです。加熱してもボツリヌス菌は死にません。厚生労働省は、1歳未満の赤ちゃんにとってはちみつはリスクが高い食品である、と明記しています。絶対に与えないようにしましょう。
牛乳は腸からの鉄分の吸入を阻害するため、飲ませるのは1歳を過ぎてからです。1歳前でも離乳食づくりの材料として少量の牛乳を使うことは問題ないとのことです。
離乳食は楽しみながら作るというよりも、材料や調理法に気を遣う点が多いため、さながら「実験」や「研究」のようになってしまうこともあるでしょう。でも離乳食の作り方で悩んだときには便利な道具を使うと、少しは楽しくなるかもしれません。離乳食づくりを楽しめる道具をぜひ探してみてくださいね。
文・しのむ 編集・しらたまよ
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