神田うの:第4回 結婚記念日には毎年必ず、リプロポーズをしてくれます
4回目は、うのさんの結婚生活についてのお話を伺っていきます。夫婦のお話だけではなく、それぞれのご家族との関係についても語っていただきました。「夫婦円満の秘訣」が、とてもうのさんらしいお話です。
うのさんの結婚生活について聞かせてください。
去年、結婚10周年だったんです。結婚した時、「すぐ別れそうな芸能人1位」に選ばれたりしましたけど、仲良く10周年を迎えられました。
夫婦ケンカはしますか?
もちろんします。大きなケンカは年に数回、小さいケンカはしょっちゅうですね。それでも、年々減ってきていると思います。
彼も私も自分が一番で生きてきて、わがままが通用してきちゃった人間なので、絶対ぶつかりますよね。でも、逆をいえば、だからこそ合うところもあるんですよ。二人の関係がバシッとハマると最強のパワーになりますが、ケンカになったら周りが引くくらいビリビリモードになる。まわりからは「似た者夫婦」ってよく言われます。
10周年を迎えられた夫婦円満の秘訣を教えてください。
大きなケンカをしたら家出をすることです(笑)。家出と言っても行くのは自宅から10分の場所にある実家です。
私はケンカをしたときに、我慢して家にいることができないんです。その我慢でたまったものを爆発させるくらいなら耐えなくていいと思っています。だから、爆発はしないんですよ。
家出というと聞こえが悪いけど、実家という安全な場所で頭を冷やしながら自分のダメだった部分を反省する大事な時間なんです。
2、3週間帰らなかったこともあるので、「別居」と報道されたこともあるんですよ。でも、これは私たち夫婦のスタイルなんです。「別居婚」ではなく、「行ったり来たり婚」です。
どういうタイミングで帰るんですか?
以前は彼が、「そろそろ帰ってきて」とお花を送ってくれたりもしましたが、彼は基本的に素直に「帰ってきて」とは言えない性格なんです。「自分から出ていったんだから、自分で帰ってきなさい」と言う人。
「帰ってきて」と言ってくれたらすぐ帰るのに、と思いながら一週間くらい実家にいると、母に「いい加減、帰りなさい」と怒られちゃうんです。
うちの母と彼と私3人のLINEグループがあるんですが、彼はそこで母にケンカのことを報告するんですよ。うちの母と彼がタッグを組んで私を責めるので、私の行き場がない(笑)。
旦那さんとお母さまの仲がいいって素敵ですね。
すごく仲良しです。付き合ってすぐに彼と母が仲良くなりました。母の手料理を食べに来て、うちの家族ともすぐに打ち解けてくれたんです。うちの家族と仲良くなってくれたことは、「この人とだったら結婚してもいいかな」と思えた理由の中でも一番大きかったかもしれない。
私は両親と2人の弟がいる神田という家族の中で育ったのに、結婚をして名前が変わって、私だけ枝分かれしていくのはイヤだという気持ちが強かったんです。でも実際は、どちらかというと向こうがうちにお婿さんに来てくれたかのように行き来してくれます。
私がお嫁に行ったんですけど、私の家族をすごく大切にしてくれているのが嬉しいですね。母と仲が良すぎると困ることもあるんですけど(笑)。
うのさんと義両親の関係はいかがですか?
義理の父、義理の母という意識はあまりないんですよね。お義母さんと話してるとガールズトークのような会話になっちゃうの。愚痴を聞いたり、聞いてもらったりして、ゲラゲラ笑いあえるような、すごく楽しい関係を築けています。「嫁として」みたいなことを求められたことは一度もないです。
私がお墓参りに行ったら「うのちゃんがお墓参りをしてくれた」って大喜びしてくれたんです。私、お墓参りもしない子だと思われてたのかしら(笑)。
一緒に旅行にも行きますよ。私が「一緒に行きましょうよ」と誘うと、主人は「親と旅行に行くなんてイヤだよ~」なんて言うんですけど。でも「僕の親を旅行に誘ってくれること、感謝してる」とも言ってくれます。
両方の家族を大切にする旦那さんは、間違いなく運命の相手ですね。
変な話ですけど、この先、何かの理由で離婚しなくてはいけなくなったとしても、彼とは絶対一緒にいると思います。お互いの人生に必要な人として存在し続けるというのかな。
結婚する前に、彼が言ってくれた「結婚しなくていいんだよ。一生一緒にいることができれば」という状態ですね。それくらい、私も彼もお互いを必要としています。
つい最近も、彼が友人たちに、「こんなに面白い生き物は他にいない。僕はこの人に自分の人生を捧げたいと思った」とも話していましたよ。
私にとっても、人生を捧げられると感じるのは彼しかいないんです。お互いが自分の人生をかけて結婚生活を楽しんでいます。もちろん、苦しいこともたくさんあるんだけど、頑張りがいがあると感じている。私が結婚生活を続けていける相手は、彼以外は無理だと思います。
結婚生活を続ける上で、マンネリな関係にならないためにしていることはありますか?
「リプロポーズ」ですね。うちの主人は結婚記念日のたびに「僕たちは結婚しているけど、また結婚してくれる?」とリプロポーズをしてくれるんです。男性には、10年、20年という節目で奥さまに「結婚してくれる?」とリプロポーズすることをお薦めします。
「スイートテンダイヤモンド」なんて言葉があるけど、10周年だからってダイヤを買うって、男性も大変じゃないですか。「ダイヤモンド買わされる……」なんて気持ちになるより、心から「もう一度結婚してくれますか?」とリプロポーズする方が素敵だと思うんです。
やっぱり、結婚してるからといって安心しちゃダメですよね。夫婦として続けていくためには刺激も必要だと思いますよ。
節目、節目でリプロポーズをしてくれるという旦那さん。うのさんへの愛がとても伝わってくるお話でしたね。次回は、ママとしてのうのさんについてのお話を伺っていきます。お楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影:chiai
https://iyec.omni7.jp/detail/00632195
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