虫歯予防が期待できる!?子どもの歯に「シーラント」、メリットやデメリットは?
みなさんは、子どもの歯磨きや仕上げ磨きをどのようにされていますか?
乳歯は生えそろうと、全部で20本。乳歯は柔らかいので虫歯の進行が早い傾向にあります。乳歯でも虫歯になってしまうと、その後に生えてくる永久歯に影響をもたらす可能性があるのだとか。きちんと歯のケアをしているつもりでも歯の溝に食べカスが残っていたり、子どもが仕上げ磨きを嫌がったりして、いつのまにか虫歯になってしまうこともあります。
そんな虫歯を防ぐ方法として、歯科で受けられる「シーラント」という施術があります。今回は、「シーラント」がどのような施術なのか、実際どうなのか、ママたちの声も合わせてご紹介します。
虫歯予防に期待が持てる技術「シーラント」
「シーラント」とは予防歯科の施術、つまり虫歯を予防してくれる方法です。
どんな施術なの?
白色の歯科用樹脂を、歯の深い溝などに詰める施術です。虫歯になりやすいといわれる溝が深い奥歯や、前歯の裏側に施されることが多いそうです。
どんな効果があるの?
虫歯の元となる食べカスが歯の溝に詰まるのを阻止し、虫歯になりにくくします。ただし、「シーラントを導入すれば虫歯にならない」というわけではないので、引き続き仕上げ磨きや定期検診が必要となります。
「シーラント」導入のタイミングは?
乳歯から永久歯に生え替わるタイミングや、永久歯の奥歯が生えてくる頃に行われます。シーラントを施しても取れてしまうことがあるので、導入後は定期的に検査してもらうこととなります。
シーラントする?それともしない?ママたちの体験談
ママスタコミュニティでも、子どもの歯にシーラントをするか、しないかと話題になっていました。具体的な思いが綴られているコメントも。
シーラントをしている
『うちの子、溝が深かったからシーラントしたよ。歯磨きがすごく楽になった』
『シーラントをすすめない医者もいるよね。我が子はしているけど』
『「奥歯の溝が深いからやっときましょう!」「はぁ、お願いします」って感じでお任せしていた。定期的に健診してクリーニングもやってもらい、高校生だけど虫歯ないよ』
『奥歯やっています。取れちゃうこともあるけど3か月ごとに見てもらっているし、今のところ虫歯になってない』
『定期検診で3か月に一回通って、シーラント詰めてもらったり、フッ素塗布してもらったりしている。もう6年生だけど、虫歯になったことはない』
シーラントはしない、または歯科医に勧められなかった
『シーラントは目に見えない隙間に注意が向かなくなるのがかえってよくないからやらない。勧められたとしても絶対やらない。子どもたちは虫歯ありません』
『シーラントした歯だけ虫歯になったよ。やらなきゃよかったと後悔した』
『シーラントしたくて行ったけど、勧められなかった』
『シーラントは表面の虫歯予防にはなるけど、歯と歯の間に磨き残しがあると虫歯になると歯科衛生士さんに言われた』
定期検診と仕上げ磨きで虫歯予防を
シーラントについて、するという方・しないという方に加えて、歯科医や歯科衛生士さんに勧められなかったというケースもありましたね。専門家の間でも意見が分かれる方法のようです。
シーラントをしても、絶対に虫歯にならないという保障はありません。シーラントをしても、しなくても、歯科医による定期検診と自宅での歯磨きや仕上げ磨きをきちんと行い、虫歯を予防できるようにしていきたいですね。
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