もう挫折しない!?忙しいママたちがあえて選ぶ「アナログ家計簿」とは?
子育て中のママたちにとって、毎日時間を取って家計簿をつけるのは至難の業ですよね。
2012年に国立社会保障・人口問題研究所が行った調査では、「先月家計簿をつけていた」と答えた世帯が全体のおよそ3割ということがわかっています。世帯の3割しか家計簿をつけていないのはなぜなのでしょうか。今回は、ママたちが家計簿をつけ続けられない理由を探るとともに、話題の家計簿を紹介します。
家計簿をつけ続けられない……ママたちの声
ママスタコミュニティにも、家計簿を挫折してしまったというママたちの声が集まっていました。
『つけてもわけわかんなくなっちゃう。ほんと苦手』
『昔はつけてたけど、半年もたなかったです。ズボラです』
『数か月前まで付けてたんだけど面倒になってつけなくなった。また付けようと思っている。無駄づかいが多い気がする』
『もうかなり前になるんだけど、食費と日用品の財布を分けて使ってたことがあったよ。家計簿もしっかりつけてた。その時は何故かすごい節約できてた。でもめんどくさくなってやらなくなった』
家計簿をつけ始めても途中で挫折してしまった、面倒になってしまったという人がいるようです。筆者自身もかなりのズボラで、家計簿は続いた試しがありません。「もし自分に合った家計簿が見つければ続けられるのに……」と思うことも多いです。
それでは家計簿をちゃんとつけているママたちはどんな方法を選んでいるのでしょうか。
あえてのアナログ!楽しみながら「手書き家計簿」を続ける人たちがいる
ママスタコミュニティには、意外にもアナログの手書き家計簿を勧める声がありました。
『パソコン得意だけど家計簿は手書き。以前、ウイルスにやられてデータ全てパーになったから』
『パソコンやスマホで試した時期もあるけど、私はざっくり手書き方式が向いてた。お小遣い帳の延長みたいで(笑)』
『私も手書き。ルーズリーフに手書きで項目作って書いてる。かなり細かくしてるし、書くのが楽しいから苦にならない』
『私も手書き~。PCはできるけど、起動させて入力~とか毎日は面倒になってやらなくなる。手書きなら何故か毎日できちゃう。ためても2日に1回はちゃんと書いてる』
『大学ノートに自分なりに線を引いて、分かりやすいように項目を分けて書いています。アプリは過去のデータと比較しやすいと聞きますが、ノートをペラペラめくれば分かるし、家計簿専用ノートでは1か月のやりくりが見にくいので、金額さえ分かればいいので、自分で書いています。この方が続けられます』
便利なパソコンやスマホのアプリで家計簿をつけている人もいますが、あえて時間のかかる手書きを選び、楽しみながら取り組んでいる様子がうかがえますね。
さらには手書き家計簿が「インスタ映え」することに魅力を感じている人もいるようです。
家計簿でインスタ映え!?「づんの家計簿」は手書きの美しさが魅力
「インスタ映え」とは去年のユーキャン新語・流行語大賞の年間対象に選ばれた言葉で、インスタグラムに投稿する写真の見映えのこと。
家計の収支を記した家計簿は本来他人には見せませんが、それをあえて写真に撮って投稿することで、継続しやすくするというメリットがあるようです。美しい文字で書いてあったり、装飾が施されていたりする家計簿の写真を投稿する人も多く、なかには本を出版するまでに至った投稿者もいます。
インスタグラムで話題の「#づんの家計簿」は、3人の子どもを育てる主婦のづんさんが始めた自作の家計簿のことで、日々の収支をノートにひたすら記録していくというシンプルなもの。
細かい字で美しく書かれたその見た目から、家計簿としては初めて「インスタ映え」すると言われ、「づんの家計簿」でタグ付けされた投稿数は3万件を超えています。
さらに家計簿やノート術の本も出版されています。自己流にアレンジできるところが大きな特徴で、既存の家計簿の形に捉われず、各家庭で工夫して書けるそうです。
スマホのアプリなど、いくらでもデジタルな家計簿を選べる今の時代に、あえて手書きの家計簿を選ぶ理由のひとつには“楽しさ”がありました。「インスタ映え」のする手書き家計簿、まだという方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
<参考サイト>
国立社会保障・人口問題研究所「平成24年 生活と支え合いに関する調査」
文・高村由佳 編集・しらたまよ
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