2018/08/27

「電車が単線」＝イナカ？　みんなの「田舎にありがちなこと」

「田舎」とひとことで言っても、意外にその線引きは曖昧なもの。田舎だと思っていても、実際に訪れてみたら意外に都会だったり。「ウチは都会の方かな～？」なんて思っていたら、じつは別の人から見ると田舎の方だったり（笑）。「コレ」があるから田舎！　というハッキリとした定義はありません。ただ、なんとなく個人の感覚に委ねられている「都会」か「田舎」か。

ママスタコミュニティ『コレがあるのが田舎』には、おもしろ田舎あるあるが集まっていましたよ！　なるほど～、ママたちが思う「田舎の定義」はこんな感じなんだと勉強させていただきました。みなさんの思う「田舎」と当てはまりますか？

「不便」？　それとも「のどか」？　【交通機関編】

まずは交通機関で集まった「田舎あるある」。都会と田舎とでは住人の数が違ってくるので、交通機関に違いが出てくるのは当たり前です。田舎の定義は、交通機関を見れば一番わかりやすいのかも？

『鉄道の駅がなくバスのみ。電車の本数が1時間に1本』

『電車が単線』

『トラクターが我がもの顔で通行してるところ』

『時刻表をみて電車に乗るなら田舎』

『移動が基本車。徒歩という選択はほぼない』

トラクターが我がもの顔……（笑）。確かに、都会の道路でトラクターは見たことがありません。自然や空気がおいしい田舎で作られる、たくさんの農作物。当然、乗用車なみの稼働率を誇るトラクターが一般道路を走行していても違和感を感じないところが、田舎ならではかもしれませんね。

そして、やっぱり「電車の本数」は分かりやすい田舎あるある！　1日何本走るのか、そのために必然的に調べなくてはならない時刻表。乗り換え検索用のアプリではなく、「時刻表」というところも田舎ならではで癒されます。電車が単線であれば、1時間に何本も来ないですものね。そもそも、車を使う人が多いのかな？

大自然を満喫？　【生活環境編】

お次は、目を閉じれば浮かんでくる大自然……の中で暮らす、田舎あるある生活環境編。都会の雑踏にはない、「これぞ田舎あるある！」というものがたくさん集まりましたよ。

『学校が自転車通学』

『動物注意の標識が見えたら「田舎だなぁ」って思う』

『虫や爬虫類が家に入ってくる』

『夜はカエルの鳴き声で眠れず、朝は鳥の鳴き声で起こされ、昼間は蝉がうるさい』

『あちこちに無人精米機があれば田舎』

『長男＝同居（当然）が田舎の定義』

『コンビニに駐車場があれば田舎。さらにそれが大きければ大きいほど田舎度が増していく。
うちの近所にあるコンビニは、駐車場の中にコンビニ本体が20件は入るんじゃないかってくらい大きい』

都会でも、高校では自転車通学する人もいますが、きっと田舎とでは人数が違うのでしょうね。自転車通学にヘルメットときくと、なんだか田舎を思い浮かべます。
朝昼晩と、自然の声が聞こえてくるのはうらやましい部分でも。騒音のない環境で、生き物たちが安心して暮らしている証拠です。

「長男同居が当然」とは、いかにもママたちが反応しそうなところ（笑）。地域や家柄にもよりますが、田舎には「長男が家を守る」という意識が強い傾向にあるのかな……？
コンビニの駐車場は、まさに田舎あるある！　駐車スペースが広くてうらやましい～。また、たいていの駐車場が「無料」というのも、田舎ならではですよね。

これぞ田舎の醍醐味？　「お昼のサイレン（町内放送）」ってなに？

実はこれ、知らない方も多いのでは？　連絡事項や時刻伝達のために流れる「町内放送」があるかないかが、田舎か都会かの分かれ道！　という意見も。

『お昼にサイレンが鳴ったら田舎』

『お悔やみの有線みたいなのが流れる』

『てか、都会ってお昼に音楽(サイレン)鳴らないの？』

『都会って7時・正午・17時って鳴らないの！？』

『農家の人は時間が分からないから、お昼を知らせるチャイムがあるらしい。昔はどこでもあったみたい』

『あるね。朝昼夕なにかしら放送してるわ』

筆者が旦那の実家に帰省したとき、一番驚いたのがこの「町内放送」。家の中にスピーカーがついており（もちろん外でも聞こえます）、町内の連絡事項やお昼を知らせるサイレン？　が鳴るのです。まさに町内の一体感！　横のつながりを大切にしている地域ならではで、感動してしまいました。

都会では夕方のチャイム（子どもに帰宅時間を知らせるため）はなりますが、朝昼晩になったら苦情がきそう（笑）。もちろん、家の中にスピーカーはありません。

町内放送があれば、緊急時にもすぐに対応できるし「みんなで暮らしている」感じが心強いですね。これぞ素晴らしき「田舎あるある」ではないでしょうか。

都会には都会の、田舎には田舎の良いところも悪いところもいっぱいあります。思わず感心してしまった今回の「田舎あるある」ですが、その根本には日本の昔が映し出されているかのよう。「あるがまま」で存在してくれている田舎があるからこそ、都会が躍進し続けられるのかもしれませんね。「都会は（田舎は）たまに行くから良いところ」なんていう双方の声が聞こえてきそうです（笑）。

みなさんの「田舎あるある」はなんですか？　ぜひ、教えてくださいね。

文・渡辺多絵　イラスト・天城ヨリ子