出産内祝い選びは“贈り先ファースト”!?今どきのママに選ばれるお返しとは
出産祝いを贈っていただいた方に、感謝の気持ちを込めて贈るお返しを出産内祝いと呼びます。出産内祝いも、ママたちの年齢に伴いトレンドの変化があるようです。産後のママでも無理なく選べて、相手にも喜ばれる今どきの出産内祝いとは、どのようなものなのでしょうか?
最新情報を、出産内祝いのプロに伺ってきました。
今どきのママが贈り物を選ぶ際に重要視すること
今回お話を伺ったのは、通販サイト「たまひよSHOP」を運営するベネッセコーポレーションたまひよ事業部の青野有美子さんです。青野さんは、最近のママたちの出産内祝い選びの意識に大きな変化が出てきたと言います。
「厚生労働省の調査によりますと、ママの第1子の出産年齢は30.7歳。高校生の時から携帯を所有し、学生、社会人時代にSNSで人と繋がってきたママたちは、周囲とつながること、どう見られているのかを大切にする傾向があります。(InstagramやFacebookなどの)発信も友人の反応を意識したところがあります」
出産報告のツールもLINEやメール、InstagramやFacebookを活用し、相手に合わせて内容やタイミングを配慮する傾向があるとのこと。そんなママたちが選ぶ最近の出産内祝いは、相手に失礼のないことはもちろんのこと、派手でやりすぎなどと思われないことを重要視するそう。相手がSNSに投稿した場合も考慮して、SNS映えする可愛い見た目でありながら、さりげなくこだわりのある商品を選ぶママが多いとのことです。
これまでの出産内祝い選びでは、名前や写真を入れて赤ちゃんのことを覚えてもらいたい、といった親の気持ちがメインでした。しかし最近では、赤ちゃんの顔写真入りの瓶に入った飲み物をもらった場合など、後の処理に困りそうな贈り物や、ネガティブな相手の反応が予想される物は避ける傾向があるようです。
相手に喜ばれる出産内祝いを贈りたい! 何を選べばいい?
そこでオススメなのが相手に合わせた贈り分けです。相手に合わせて、参考となる贈り物を実際に見せていただきましたので、ご紹介したいと思います。
両親、祖父母、兄弟など、最も身近な方へ
赤ちゃんの誕生を一緒に喜び、お祝いも高額な場合が多い身内に対しては、高級志向でこだわりの強い内祝いが選ばれることが多いそう。
今世界で注目を集めている希少なチョコレート、ブロンドチョコレートを使ったゴディバのチョコレートケーキや、文明堂の極上カステラ、千疋屋のジュースとゼリーのセットなどはいかがでしょうか。
親戚や友人など、心の距離の近い人へ
身内ほどではないですが、赤ちゃんの誕生を喜んでくれる友人など、心の距離が近い方々には、SNS映えするような見た目とさりげないこだわりが重要とのこと。
見た目が鮮やかで可愛く、他のお店とかぶることのない、有名シェフが監修したスイーツやSHOP限定の商品などがオススメです。
会社の同僚や上司など、気を遣う関係の方へ
仕事関係の方には、おかしいと思われないシンプルなものを選ぶのが無難。何人かの同僚からお祝いを頂いた際には、みんなに同じものを贈ることができる小分けされたスイーツなどがいいのでは?
文明堂の小分けカステラや、クッキーなどのセットがオススメ。「Thank you」とさりげなく書かれた袋やシールもありがたいですね。
産後は何かと忙しく体調が万全ではないこともあるので、出産前から少しずつ準備をしていけるといいのではないでしょうか。出産後もきっと繋がっていく方々に向けて、相手に喜ばれる出産内祝いが選べますように!