傾いたら最後!?電動アシスト自転車の大きな落とし穴……!
ママたちの便利アイテムとして外せない電動自転車(電動アシスト自転車)。細い路地や急な坂道も、子どもを乗せてスイスイ進めてしまうその軽便さは、筆者にとって唯一無二のアイテムとなっています(ちなみに都内在住です)。
しかし神のように称えていた電動自転車に潜んでいた大きな落とし穴、先日この身をもって体験しました。一度傾くと……最後なんです(涙)。
バランスを崩したらもう終わり?
子ども乗せ電動自転車は、メーカーにもよりますがだいたいその重さは30キロ前後。しかもそこに子ども(ときには子ども2人分)の体重もプラスされるので、ママが乗らない状態で重さは50キロ近くになります。
そう……筆者が身をもって知った電動自転車の落とし穴とは、雨の日にマンホールの上で自転車のバランスを崩してしまったこと。
一度バランスを崩して傾き始めると、そのあまりの重さに、自力ではどうすることもできなくなって倒れてしまうという恐怖の事実なのでした……! ママスタコミュニティにも同じことが起こったママがいらっしゃるようで……。
『雨の日に子ども乗せた状態で2回転倒した。転びやすいわけではないんだろうけど、普通の自転車と違ってバランス崩したら最後。もう立て直すことは確実に不可能。本当、いかにゆっくり倒れるかだよね』
『雨上がりに何度か滑って転んだ。普通の自転車では大丈夫だけど、電動の重さだとバランスを崩すともう持ち直せない』
『倒れるって分かってるけどもうどうしようもないよね。通りかかった若い兄ちゃんが起こしてくれたよ』
子どもを乗せた状態の電動自転車が傾き始めると、もう自力で持ち直すことができないので、あとはいかにゆっくりと倒れて、子どもへの衝撃を少なくするかのみ。持てる力の全てを出して自転車を支えることになります。まるでスローモーションのように長く、絶望を感じる時間でした。
倒れたらSOS! お願い、誰か手伝って下さい!!
ゆっくりとではありますが、電動自転車が倒れてしまった後。そう、倒れたら倒れたで、ひとりで起こすのがこれがまた難しいのです。
『うち子ども二人あわせて30キロだし絶対一人で起こせない』
『私じゃないけど友達が転んだ。小柄な子だから起こせなくて困ったらしい。近くの人が助けてくれて起こせたみたいだけど』
『転んだことあるけど、現場近くの家から人が飛び出てきて起こしてくれたよ』
子どもを乗せた状態でひとりで起こすのは非常に困難! 電動自転車が倒れ、若干放心状態の子どものベルトを外して救出した後に、ママが自転車を起こす……。なんてしている間に誰かが助けに来てくれた経験のあるママは少なくないようです。周囲の方々の助けに、心からありがたさと優しさを感じますね。
筆者が転んだのは雨の日で、子どものシートには雨除けのレインカバーを装着中。それを外すところからの救出劇だったので、本当に冷や汗をかきました。助けてくださった方、ありがとうございます!
一度バランスを崩し始めるとひとりじゃ持ち直せないうえに、倒れたらひとりじゃ起こせない……。電動自転車は便利だけれど、その裏にはこんな悲劇が潜んでいました。
電動自転車が倒れるポイント! ここには気を付けて
では電動自転車の転倒を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか? 急なアクシデント以外に、皆さんに共通している危険ポイントがあるようですよ。
『私も雨の日に黄色い点字ブロックにはまり、転びました。2回もあります。雨の日は慎重に運転してますが、点字ブロックのまっすぐな溝って、すごく滑るんですよね。なるべく避けていますけど、絶対に通らなくちゃいけない場所は、トラウマで緊張してドキドキします』
『1回ダイレクトにこけて、もう1回はなんとか耐えた。やはり雨の日。マンホール、鉄板、側溝の蓋は危険!』
“雨の日”“マンホール”“点字ブロック”が、危険ポイントのようです。確かに、雨の日はただでさえ視界が狭まるうえに、地面は滑りやすくなります。ましてやマンホールや点字ブロックは、雨水で濡れてツルツル。
ちなみに、筆者が転んだのも雨の日のマンホールの上でした。ドンピシャ……。
子どもにも必ずヘルメット&シートベルトを!
『でも、しっかりベルト&ヘルメットをさせてたら子どもは無傷or軽傷だったのが、自転車のチャイルドシートの素晴らしいところ!』
『坂道を登ってたら車が脇道から急に出てきて、ブレーキをかけた拍子に転んだ。子どもも後ろに乗ってたけど、チャイルドシート&ヘルメットのおかげで無傷。私はハンドルにぶつかって肋骨骨折……』
今回の転倒で改めて感じたのが、自転車用のチャイルドシートの頑強さと大切さ。倒れても上手くシートに守られてたようで、子どもは無傷でした(私は打撲やら、筋肉痛やらいろいろ)。これでヘルメットとシートベルトをしていなかったら……と思うとゾッとします。
毎日のことなので、すっかり使い慣れている子ども乗せ電動自転車。しかし、ママのこぐペダルには子どもの命が乗っているということを忘れずに、安全対策はしっかりしておきたいですね。自戒の念を込めて。
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