<年末年始の帰省>義実家に寝泊まりして女性陣が大掃除や手作りお節を手伝うって、今どきある?

年末年始は実家や義実家に帰省を考えているママも多いでしょう。義実家に帰省すると、料理の準備や家事などをやらなくてはいけないという人もいるのではないでしょうか。先日ママスタコミュニティには、お正月に義実家に帰省することについてこんな投稿がありました。
『12/29からお節料理のために義実家に泊まらされて、義実家に着いたらすぐに大掃除の手伝い、翌日は買い出しのために嫁が車を出して 、30日から仕込みをして、31日からお節を作って、年越し蕎麦と天ぷらも作る。男たちはお酒を飲んで宴会。子どもたちは子どもたちで遊ぶ。姑と娘1人(義妹)、嫁の女3人はひたすら台所。どう思う?』
義実家に年末年始のお手伝いに行く嫁の立場として、こんな状況だったらどう思うかをママたちに尋ねた投稿者さん。この投稿にママたちからはさまざまなコメントが集まりました。
女はお手伝いさん?うちの親世代でもそんなことしていなかったよ!
『うちの親世代でもそんなことしていなかったけど……。昭和初期の話みたい』
『そんなところが令和の今でもあるんだ! スゲーと思う』
『そんな家まだあるの? 「自分の家の掃除は自分でしてね」だよね~。「自宅の掃除をしてから行きますね! 大晦日の夜に着きます! 途中で投げ売りの蒲鉾とか買っていきますね!」でいい』
『義親宅に「百貨店でお節を予約して送ります!」と断言しては?』
年末年始に親族がみんなで集まるのは素敵な風習です。しかしそこには、ただ好きにお酒を飲んで食べて宴会を楽しむ男性陣と、甲斐甲斐しく料理の準備や配膳、後片付けに追われる女性陣、という構図がかつての日本ではよく見られましたよね。ただこうした風景は令和の時代になってから、だいぶ少なくなってきたでしょう。今回の投稿ではかなりしっかりとお節を手作りすること、そしてお嫁さんが休みなく義実家で働かなくてはいけない様子が見て取れました。これに対してママたちからは「今の時代、そんな古いことしている家があることにビックリ」という、時代錯誤に驚く声がありました。
自分の娘がそんなことをさせられているなら、実家に連れて帰る!
『旦那たちも子どもたちも総動員で働かせたらいいんだよ。そうすればそんなバカバカしい帰省なんて即なくなるよ』
『娘がそれをやらされていたら、旦那と迎えに行って、家(娘から見て実家)に連れ帰るかも。義実家のほうから何か言ってきたら、「お宅(娘の義実家)のやり方なら、お宅のご家族でやってください。うちの娘はお宅の家族じゃありません」と私も旦那も言うと思う』
『パートを始めたら? 「年末年始パートを休めないんで、今年からは不参加でー」と。仕事するならお金もらえたほうがいいじゃん』
投稿者さんが毎年、投稿文のような状況に見舞われているということなら、とても同情してしまいますよね。そもそも女性だけが忙しなく働いて、男性はのびのびと楽しい時間を過ごすなんて不平等でしょう。そこに加えて嫁の立場で、自分の家ではなく義実家の大掃除を行い、居心地が決していいとは言えない義実家に寝泊まりし、休む暇もなく料理などの手伝いもさせられる。ママたちからは「娘がそんな奴隷のようなことをさせられていると知ったら、迎えに行って連れて帰るよ」というコメントもありました。ただこうした年末年始の義実家での手伝いは、地域や義実家の風習であれば、断ることもなかなか難しいでしょう。そのため「旦那さんや子どもたちにも手伝わせる」「仕事を入れて物理的に行けない状況を作る」といったアドバイスも寄せられていました。
義実家での手伝いが好きな人も。やりたい人だけがやればいい
『私はそういうの好きだからやるけど、やりたくない人もいるよね。でも帰省して手伝わないで食べるだけならどうかと思うし、帰省しなくていいと思う。距離を取ったほうがいい』
『自宅の掃除も嫌なのに人の家の掃除なんてしたくないわ。好きでやるわけじゃないなら行かなきゃいいのにと思う』
『あと何年続けるつもりなのかな。義親も高齢になると負担が増えそう』
『今の御時世、これに従う嫁も嫁だと思う』
こうした、古きよき日本の風習として年末年始の過ごし方をよしとする考え方もあるでしょう。ママのなかにも「私はそういうの好きだから苦ではない」「やりたい人はやればいい」という意見もありました。ママたちが問題視しているのは、お嫁さん本人がやりたくないのに無理やりこうした義実家の手伝いをやらされている場合です。かつての日本であれば決して珍しくない状況だったでしょうが、当時だって嫌々やらされていた女性たちはいたはず。しかしお嫁さんの立場では、何か意見を言えない空気感があったのでしょう。ただ現代は、義実家というあくまで他人の家のあれこれを、お嫁さんが頑張ることに疑問を持ってもおかしくない時代。親世代にも「子どもに迷惑をかけるべきではない」という人はいます。
この風習を何年も続ければ、義実家側も当たり前になってしまうでしょうから、投稿者さんが嫌でやめたいなら一度断るしかありません。年末年始に仕事を入れたり、旦那さんに義実家に行きたくないことを伝えたりして、なんとか義実家と距離を取る方法を考えてほしいですね。
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文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・春野さくら
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