<2万で義母ブチギレ>「親じゃない」義母が気づいた祖母としての距離【第5話まんが:義母の気持ち】
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私はハルミ(50代後半)。孫のマサがサッカーをはじめたと言うので、ボールやユニフォームなどを2万円かけてそろえてあげました。それなのに、たった3か月でやめたというのです。マサをきちんと説得しなかったノノカ(33)さんへ、少し説教しなければならないなと思って電話をしましたが、ノノカさんは聞く耳をもちません。このままでは、マサが「イヤなことから逃げる子」になると思います。だから、息子のジュンジ(34)にも電話をかけたのです。




私は、マサがサッカーをやめたと聞いて、いてもたってもいられずジュンジに電話をかけました。続けると言うからこそ道具を買ってあげたのに、こんなにあっさりやめてしまうなんて、お金をドブに捨てたようなものです。



ジュンジに「イヤなことから逃げるのではなく、気持ちを切り替えて前に進む。それは“逃げ”ではなく“開拓”だよ」とまで言われました。

ノノカさんが遠慮していたにもかかわらず、私の判断で購入したことを、ジュンジは冷静に指摘してきました。私としては、マサのやる気を応援したつもりでしたが、思いがけずそのことまで問い直されるとは思っていませんでした。


電話を切ったあと、私はしょんぼりと肩を落としました。思いが伝わらなかったことが、胸に重くのしかかっていたのです。その様子を見ていた夫が、静かに声をかけてくれました。


少しだけ気持ちが楽になったような気がしました。これからは、マサのことを少し離れたところから見守っていこうと思ったのです。



夫に「年寄りの助言なんて鬱陶しいものだ」と言われたことが胸に残りました。たしかに私も、義母の助言を煩わしく感じていました。古臭いことを言って「自分が正しい」と思い込んで……。でも、それは今の私自身に当てはまることなのだと気づかされたのです。ひとつのことをやり続けるのが正しいのか、新しいことにチャレンジしてたくさんの刺激を受けることが正しいのか……マサが育ってみるまで何が正しいかなんてわからないことなのでしょう。
私はもう子育てが終わった身。いつまでも「お母さん」のままではいられないのです。これからは一歩下がっておばあちゃんとして、見守りたいと思います。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・森乃クコ 編集・横内みか
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