【バザーシーズン】サイズアウトした子ども服、捨てる?あげる?残す?<ママのリアル調査> | ママスタセレクト - Part 2

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【バザーシーズン】サイズアウトした子ども服、捨てる?あげる?残す?<ママのリアル調査>

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衣替えシーズン、クローゼットやタンスを整理していると「もう小さくて着られない子ども服」が次々と出てきますよね。着倒した服は毛玉や汚れが気になって人には渡せなかったり、逆にまだ綺麗だからこそ「捨てるのはもったいない」と感じたり……。処分の仕方を決めるときに、ちょっとした葛藤を抱えるママも少なくありません。
子ども服は単なる衣類ではなく、成長の証や家族の思い出が詰まった特別な存在。だからこそ「捨てる」「譲る」「売る」「残す」と選び方は家庭によってさまざまなのでしょう。

そこでママスタセレクトでは、サイズアウトした子どもの服をどうしているのかについてアンケートを実施しました。選択肢には「おもに捨てている」「おもに人にあげている(寄付も含む)、バザーに出している」「おもにフリマアプリに出している」「おもに残している」の4つを設定しました。

ママたちはサイズアウトした子ども服をどうしている?全体の4割強が……

202509_サイズアウトした子ども服について
アンケートの結果、もっとも多かったのは「おもに捨てている」と答えたママたちで、全体の44.4%となりました。

『人とのやり取りも面倒だから破棄!』

『使用感があるから捨てるしかなく……』

『人にあげたり売るのは、いろいろと気を遣うので捨てたほうが気持ちもラク』

「処分せざるを得ないほど、使用感がある」という場合だけでなく、「処分するほうがストレスが少ない」と感じる人も多いようです。

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「譲る・寄付する」派は3割弱に

次いで多かったのは「人にあげる、寄付する」で、全体の26.0%でした。5人に1人はおもに「譲る・寄付する」ようです。

『おさがりをもらって助けてもらった経験があるから、私も次に必要としている人に渡したい』

『姪・甥が多いので、おさがりでまわしています。お互いさまです』

『せっかく買った服は無駄なく活用したいから』

このカテゴリーを選んだママたちの背景には「もったいない精神」と「助け合いの気持ち」の両面がありました。

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思い出や次に生まれてくる子のために「残す」派も

「おもに残している」と答えたママは22.2%に。

『2人目を考えて』

『後輩や友達に子どもが出来たらあげたいと思っているので』

次の子や友人の子どもへと、譲る相手を想定して残しているママたちもいました。

『時間があればリメイクする』

『気に入ってた服はクッションやパッチワーク作品にして飾っています』

思い出の服を形にして残している器用なママたちもいました! きっとお子さんにとっても嬉しいことでしょうね。

フリマアプリを活用するママは1割未満

「フリマアプリに出している」と答えたママは7.4%と1割未満でした。

『幼稚園は制服があったため、私服は汚れもなく綺麗な状態のものが多く売れやすい!』

結婚式に参列したときのフォーマル着、入園・入学式に着用した式服などは、たった1度しか袖を通さなかった、という経験をもつママも多いでしょう。次に着るときはサイズアウトしていると予想できるものは、綺麗なまま売る! というのも賢い活用法でしょうね。
サイズアウトした子ども服

それぞれの選択に見られる背景とは

選択回答とともに寄せられたコメントからは、それぞれのママたちのこだわりが見えてきました。

時間も気持ちも優先して“潔く捨てる”

もっとも多かった「捨てる派」からは、時間や心の余裕が限られているママたちの現実が垣間見られます。育児・家事・仕事に追われる日々のなかでは、誰かに渡す準備ややり取りに労力を割く余裕がないのかもしれません。「潔く処分するほうが気持ちもラク」という声が印象的でした。

おさがりで助け合う“もったいない精神”

次いで多かった「譲る・寄付する派」からは、子ども服を通じて助け合いの輪がつながっている一面がみられました。ものを無駄にしたくないという気持ちや、かつておさがりをもらって助かった経験を今度は誰かに返したいという思いも伝わってきます。子ども服を通じて「助け合いの輪」がつながっていくのも素敵ですよね。

フリマで効率よく手放す工夫

比較的綺麗な服やブランド品など価値のあるものを効率よく手放す「フリマアプリ派」もいましたが、出品・梱包・発送の手間を考えると、誰にでもできる選択ではないようです。時間や労力とのバランスを取れる人に限られるともいえるでしょう。

服を思い出として残すという選択

「残す派」は、服を単なる消耗品としてではなく「思い出」として捉えていることが特徴的でした。次の子どもに着せたり、リメイクや写真に残したりと、子ども服を“記憶を残すもの”として扱うママたちの姿が印象的です。

手放し方にはそれぞれの正解がある

今回のアンケートからは、同じ「サイズアウトした子ども服」というテーマでも、選択の分かれ道は「時間・労力を優先するか」「もったいなさを優先するか」「思い出を優先するか」で決まっていることがわかりました。
子ども服は、成長の一瞬一瞬を思い出させてくれる特別な存在です。はじめて歩いたときに着ていた服、入園式で着た服など、「あのときの姿」がよみがえるアイテムだと、なおその特別さを感じるママたちも多いでしょう。処分に迷いが生じるのは、その服に宿る思い出をどう受け止めるかに関わっているのかもしれません。

それでも、服はクローゼットやタンスの中で眠っているだけでは活かされません。捨てるにしても、譲るにしても、残すにしても、ママたちは「子どもの思い出をどう受け止めるか」という自身の気持ちと向き合いながら、それぞれのやり方を選んでいるのでしょう。いずれの方法を選んでも、そこにはママたちそれぞれの「正解」があることが浮き彫りになりました。

【アンケート概要】
総回答数:726票
調査方法:インターネット
調査月:2025年9月
調査・分析:ママスタセレクト編集部

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文・編集部 イラスト・Ponko

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