<絹ごしvs木綿>麻婆豆腐はどっちで作る?それぞれの譲れないこだわりと第三の豆腐

おうちご飯の定番メニュー、麻婆豆腐。材料費がそれほどかからないうえ、市販されている”麻婆豆腐の素”も多くの種類があり、手軽に作れることでも人気です。「わが家の麻婆豆腐はこれ!」といった、オリジナルバージョンがあるママもいるでしょう。
ママたちにアンケートを取ってみたところ、その結果は……
さて、そんな麻婆豆腐ですが、作るときに使う豆腐は絹ごし? それとも木綿? ママスタコミュニティに、どちら派かを問うアンケートがありました。投稿者さん自身は木綿豆腐派とのことですが、結果は……。絹ごし豆腐と木綿豆腐がぴったり同票を獲得したのです。
『絹ごし豆腐でしか作ったことがない』
『木綿豆腐。絹ごしでは作ったことがない』
「絶対にこっち!」という強いこだわりのあるママがいる一方、迷いがあるママもいるようです。
『うちは旦那と次男が絹ごし派。私と長男が木綿派。麻婆豆腐の日は各代表が勝負して、勝った方で作る。一昨日の麻婆豆腐は絹ごしだったよ』
家庭内で流派が分かれているケースもあるようです。この場合の勝負とは、ジャンケンでしょうか? 他にも「どっちも好きだけど、より好きなのは木綿かな。改めて聞かれると悩む」「そのときの気分で選んでいる。これというのは決めていない」など、作るたびに迷うママもいるようです。
絹ごし派と木綿派、それぞれがこだわる理由は?
両者の言い分を見てみましょう。
柔らかな口当たりがたまらない絹ごし豆腐
『トロトロがおいしいから、絶対に絹ごし豆腐』
『絹ごしは常備しているから、作りたいときに作れる。それに絹ごしの方が口当たりがサラッとしているので好き』
絹ごし派が理由に挙げたのが、口当たりや喉越しといった食感のやさしさです。「柔らかいのが好き」「ツルンとした喉越しが好き」といったコメントが目立ちました。絹ごし豆腐は調理中に崩れやすいという弱点がありますが、それも含めての支持のようです。
『下茹でしてから使うと崩れにくいよ』
崩れやすい弱点を補うため「一度茹でてからフライパンに投入する」というコメントもちらほら。「もちろん木綿豆腐に比べたら崩れるけれど、わりと形を保てるよ」と教えてくれたママもいました。
メインのおかずにしたいなら木綿豆腐
『絹ごしはすぐに崩れるから、木綿かな。食べ応えもあるし』
『豆腐をしっかり食べたいから木綿。絹で作ると豆腐の存在感がなくなる』
木綿派が理由に挙げたのは、食べごたえ。「お腹に溜まりやすい」という声も届きました。食べ盛りのお子さんがいる家庭なら、木綿豆腐の方が満足感がありそうですよね。もちろん、崩れにくさを重視して木綿豆腐を選ぶママもいました。
『湯通しして水切りした木綿豆腐を使う』
絹ごし豆腐ほど崩れやすくはないものの、一度湯通しをして調理するママもいました。湯通しをすると水分が抜け、よりしっかりした形を保てるので、食べごたえもさらにアップしそうです。
選択肢はふたつだけじゃなかった!「ソフト木綿」って何?
絹ごしか木綿かという2択ではなく、それ以外を支持するママもいました。
『どちらでもない。ソフト木綿派。普段からこれしか買わない』
「ソフト木綿」とは聞き慣れない名前ですが、スーパーでは木綿豆腐の一種として販売されているようです。木綿豆腐ではあるけれど、柔らかな口当たりが特徴だとか。
似たようなコメントとして、「『鍋用豆腐』みたいな、しっかりした絹ごし豆腐ってあるよね? あれで作るのが一番おいしい気がする」「麻婆豆腐用の豆腐を見つけたので、それで作っている。しっかりした絹ごし豆腐」といったものも。探してみれば2択以外の、さまざまな豆腐が存在するのかもしれません。
『うちは木綿に少量パックの絹ごしを入れる。豆腐屋さんから教わった作り方』
ベースはしっかりしていながらも、トロッと柔らかいところもあるイメージでしょうか。プロから教えてもらっただけあり、とてもおいしそうです。試してみる価値アリですね。
『厚揚げで作ることもある』
意外だったのが毎回ではないけれど、厚揚げ豆腐を使うという声。ボリューム感がマシマシになるでしょうから、ひき肉が少量でも満足できそうですよね。
どちらで作ってもおいしそう。たまにいつもと違うものを使ってみては?
麻婆豆腐は家庭の定番メニューでよく作るものだからか、さまざまな考察も寄せられました。
『絹ごしは冷奴専用だと思っているから、木綿。でも、今度絹ごしも試してみようかな。子どもがあまり豆腐好きじゃないんだけれど、絹ごしなら食べやすいかも』
木綿豆腐よりも大豆の味を感じにくい、絹ごし豆腐。お子さんが苦手なのは大豆そのものの味という可能性もあるので、一度挑戦してみてもよさそうです。口当たりも柔らかくなるため、小さな子でも食べやすいのではないでしょうか。
『安価な麻婆豆腐の素を使うときは、なんとなく絹ごしの方が合う気がする』
お子さんでもパクパク食べられるような味をイメージした市販の素は、甘口が多い印象です。マイルドなタレと口当たりのやさしい絹ごし、たしかに相性がよいのではないでしょうか。
『辛口の麻婆豆腐の素を使っているから、大豆の味が濃い木綿じゃないと豆腐を食べている気がしない』
木綿豆腐は絹ごしに比べ、水分量が少なめ。その分味がしっかり染み込み、ぼやけにくいので、濃いめのタレとは相性がよさそうですね。
絹ごしで作る麻婆豆腐も木綿で作る麻婆豆腐も、それぞれによさがあるようです。「絶対にこっち!」というこだわりがあるならともかく、そうでなければ次は普段と違う方を使ってみてはいかがでしょうか。「同じ味付けなのに、何か印象が違う」といった発見もありそうですよ。
文・鈴木麻子 編集・あいぼん イラスト・加藤みちか
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