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<とうふのヒミツ>意外に知らない美味しい豆腐の選び方。絹ごし/木綿の使い分けや意外な使い方も

筆者撮影

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献立を考えるときには、家族の好みや栄養のバランスに加えてコストなどを考えるものでしょう。お肉や魚をメインにすることが多いかもしれませんが、気づけば豆腐の出番も多いのでは? そんな定番の食材である一方で豆腐は種類が多くて、どれを選んでいいのか判断が難しいという声もあります。そこで豆腐を使った食品を手がける株式会社アサヒコのマーケティング室の上田知世子さんに、豆腐についてお聞きしました。この記事で豆腐についてわからないことを解消していきましょう!

自分好みの美味しい豆腐を選ぶコツ

誰もが「調理に使う豆腐は、美味しいものがいい」そう思うものでしょう。でも「美味しい」の定義は人によって異なるものですから、誰もが唸るような美味しい豆腐はなかなかないのかもしれません。では「美味しい」の定義を「自分好み」と考えて、美味しい豆腐を探してみるのはどうでしょうか。

例えば食感。硬い食感が好きならば木綿豆腐、つるんとしたやわらかい食感が好きならば絹豆腐というように選べます。

味に関しては、大豆の甘味を味わいたいならば国産大豆を使った豆腐がよさそうです。国産大豆を使った豆腐は甘味が強い傾向にあるので、大豆本来の風味を感じることができるでしょう。また海水等が含まれている豆腐は、より豆腐の風味が感じられます。その理由は海水の塩味で大豆の甘味やコクが強調されるから。スイカに塩をかけるとスイカの甘味がより強く感じられるのと同じようなイメージですね。

使用されている原材料が必ずパッケージに記載されているので、購入時には確認しながら自分好みの豆腐を選んでいきましょう。

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豆腐は新しいほど美味しいの?

豆腐のパッケージには賞味期限が記載されているので、ついつい新しい豆腐を買いたいと思いますよね。新しい方が美味しいのでは? と思ってしまうのではないでしょうか。でもわざわざ陳列棚の奥から豆腐を取り出さずに、手前からとっても味は変わりません。それはメーカーでも賞味期限内であれば美味しく食べられる保証をしているからです。むしろ手前からとって賞味期限内に食べることで、食品ロスの問題解決にも貢献できるでしょう。

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料理に合わせた豆腐の選び方

豆腐を使う料理はたくさんありますが、どのような豆腐を使うとより美味しく仕上がるのでしょうか。

筆者撮影

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例えば冷奴など熱を通さずに食べる場合には、口当たりが柔らかくてなめらかな絹豆腐や寄せ豆腐がおすすめ。やさしい食感を味わうことができますね。

麻婆豆腐など豆腐を加熱する場合には、しっかりとしている木綿豆腐を。その際に長めの水切りをすると豆腐の旨みやコクが増して、麻婆豆腐のソースに豆腐が負けることがなくなります。

肉豆腐やすき焼きのように肉と一緒に使う場合には、焼き豆腐や木綿豆腐がよいでしょう。豆腐の食感があるので肉と同様の食べ応えを感じることができます。またこれらの豆腐は味しみもよいですから、肉の旨みやタレの風味をしっかりと吸ってくれます。

開封した豆腐は、どうやって保存するのがいいの?

豆腐のパッケージに書かれている賞味期限は、基本的に未開封の状態が前提になっています。そのため開封をしたら1度に食べ切るのがベスト。どうしても使いきれない場合には、清潔な容器に豆腐が全部浸るくらいの水を入れて密封をします。そして冷蔵庫で保管して、できるだけ早く使うようにしましょう。開封後の賞味期限はメーカーも保証はしていませんから、調理に合った量の豆腐を買って1回で使い切るのが安心ですね。もし「豆腐の表面がヌルヌルしている」、「酸っぱいにおいがする」、「食べてみると苦味や酸味がある」などしたら豆腐が傷んでいると思われます。その場合には食べずに破棄をしてください。

豆腐は冷凍してもいいですか?

一般的に豆腐は冷蔵庫で保管をするもので、豆腐本来の食感を求めるならば冷凍はしない方がいいかもしれません。実は豆腐は冷凍すると高野豆腐のような食感になります。豆腐本来の食感とは異なり、弾力があって、空気を含んだようなイメージ。人によって食感の好みが分かれるところかもしれませんが、この高野豆腐のような食感が好きで「あえて凍らせる」という人も。これを唐揚げにすると美味しく食べることができます。バリエーションに富んだ豆腐メニューを考えるときによいかもしれませんね。

豆腐は肉や魚と比べると価格もお手頃で、料理に使いやすい食材といえそうです。またアレンジもしやすいために、いろいろな食材と一緒に使うこともできますね。賞味期限に注意をしながら、毎日の料理に活用していきましょう。

取材協力:株式会社アサヒコ

取材、文・川崎さちえ 編集・ここのえ

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