<ひとり時間がほしい>反抗期のわが子といるのが苦痛、休みがツライ。今ベストな距離感って?

わが子といたくない……そのような自分の気持ちに戸惑うママがいるようです。夏休みや冬休みなど子どもが長時間家にいる時期は、ママのいつもの生活のリズムが崩れ、強いストレスを感じることもあるのではないでしょうか。今回取り上げるのは、中学生のお子さんをもつ投稿者さんの悩みです。
『わが子といる時間が長くなる休みが、本当に苦痛です。つい早く学校がはじまってくれないかな、と考えてしまいます。子どもは中学生。わが子を愛していないからなのかな、と不安になります』
そのような気持ちになるのは自分だけなのかと、自己嫌悪に陥っているよう。こうした正直な気持ちに対して、ママたちからは共感や理解を示す声が寄せられました。
気持ちがわかる。家族でも適度な距離が必要
自分以外の誰かと一緒にいることに、居心地の悪さを感じるママは少なくないようです。どれほど愛していても、長時間一緒にいると息苦しくなるのでしょう。
『私は配偶者や恋人と、長時間ずっと一緒にいるのが苦手。愛していても、距離が必要』
『わが子に限らず、誰とでもそう。人とずっと一緒にいるのは疲れる。お世話が必要な小さい子なら、自分のペースを守りつつ面倒がみられる。子どもが中学生となると、対等な大人がもうひとりいるような感覚だから、それも大きいのでは』
『家族でも適度な距離感は大切。旦那や子どもと常に一緒にいて幸せと思う人もいるけれど、私は自分の時間がないと疲れる』
『反抗期の子どもと過ごす夏休みなんて、思い出しただけで病みそう。子どものことは大事に育ててきたけれど、それでもね』
「子どもが長期休みに入ると、お昼ごはんを作らなければいけない」という使命感に駆られるママもいるでしょう。またずっと宿題もせずにゴロゴロしている姿を横目にしていたら、イライラもするもの。でも子どもも大きくなればママの思う通りにはいかなくなります。ここで問題なのは「愛情がないから苦痛なのではなく、距離が取れないことが苦痛」だという点なのかもしれません。
また子どもが学校に行っているときには、それぞれのママの「いつもの習慣」があるでしょう。でも長期休みで子どもが家にいると、それが崩れてしまいますよね。投稿者さんも「ひとりの時間を有意義に使いたいけれど、子どもがいるとできない。愛していないわけではないのだけれど」と悩んでおり、葛藤が表れています。
中学生なら放っておいてもいい
食事に関しても、毎食、全力で頑張って作るという投稿者さん。お子さんが中学生なら、お昼ごはんは自分で作ってもらうこともできるのではないでしょうか。
『中学生なら部活をしたり友だちと遊んだり、自室で過ごしたり、つきっきりで世話しなくていい』
『ひとりの時間が必要なら、家のなかでも別々に過ごせばいい。もう小さい子ではないのだから』
こうした声は、お子さんの成長をきっかけにママ自身の意識を切り替えてもいいのではとのアドバイスです。投稿者さんは「小学生の頃はまだ割り切れたけれど、中学に入ってからは自分のルーティンが崩れるのが本当に苦痛」と話します。お子さんの成長に合わせた親の“距離のとり方”を模索している時期なのかもしれません。
ひとりで外出していい。子どもは成長しているのだから
ひとり時間が必要なタイプのママももちろんいます。そのようなママたちからは、ひとり時間の確保の仕方に関する具体的なアドバイスもありました。
『反抗期なら、家事が終わったらママが少し外に出てリフレッシュすればいい。図書館やカフェに行ってもいい』
『私もひとり時間がないとしんどい。子どもが小さい頃はそれができなかったから苦痛だった。大きくなってから、自室に籠もって音楽を聞いているよ』
『長期休みは旦那がいるから、旦那が連れ出してくれている。だから任せてひとり時間を作っている。高校生くらいになると部活だなんだと出掛けるようになるから、少し楽になるよ』
ママたちからのコメントは「ママがすべて抱え込まなくてもいい」というメッセージ。自分を保つためのひとり時間が必要な人もいる。自分を守るための時間を意識的に確保したい気持ちと、子どもへの愛情は別物です。愛していないわけではなくて、自分を整える時間が必要なだけなのでしょう。
ひとり時間は誰にとっても大切な時間
「わが子といたくない」と思うのは、決して愛情がないからではありません。親として、ひとりの人間として「自分の時間を守りたい」というは自然な欲求なのかもしれません。ひとりになって考える時間は、ママだからといっていらないわけではないのです。
とくに子どもの長期休みのようにルーティンが崩れやすい時期は、親にとって大きな負担となります。大切なのは「自分を責めず、適度な距離をとること」。ママが健やかであることは、結果的に子どもにとってもいい影響を与えます。ムリに「きちんとした、いいママ」を目指すのではなく、ときには子どもと距離を置き、自分の時間を大切にしてもいいのでしょう。とくに子どもに自我が芽生え、大人になっていく時期ならば、ママも子離れを促されているのかもしれませんね。
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文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko
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