＜義両親への仕送り8万！？＞俺は長男だし！両親のために張り切った結果【第6話まんが：夫の気持ち】

俺はマモル。最近父が退職して、俺は仕送りをしてやることにした。前々からそう決めてたんだ。だって俺は長男だから。事前に妻のシズクに相談はしていなかったが、その程度のこと、長男と結婚した時点でわかってたはず。きっと納得してくれるだろう。経済的にはちょっと痛手だが、両親も喜ぶだろうし頑張るしかない。長男の義務ともなれば、シズクだって喜んでパートを増やしてくれるだろう……なんて思っていた。しかし両親がうちに来て、俺はこっぴどく叱られた。

俺が「長男だから」と言うたびに、両親は「そんなに気負わなくていい」と言っていたが、それでも「そうは言っても頼りにされているに違いない」なんて思っていた。だけどそう簡単にはいかなかった。とくに「シズクには弟さんがいるだろう」と言ったときの冷たい視線は、今でも鮮明に覚えている。シズクは「長男だから」という理由に納得してなかったんだ。

両親が帰ってから、シズクにかなり叱られた。反省する姿勢を見せても、「私の言葉ではわかってくれなかったのに、お義父さんたちに言われるとすぐ納得するんだね」と言われて何も言い返せなかった。今さら悔やんでもあとの祭り。どうしようもない。一度壊れてしまった俺への信頼は、完璧に戻ることはないのだろう。

父の退職を機に、シズクに仕送りを提案した。シズクもわかってくれると安易に考えていたんだ。でもシズクは納得してくれなかった。
両親が突然来たときは衝撃だった。親孝行のつもりが、一番大切にしないといけないはずのシズクを傷つけ、両親にまで迷惑をかけてしまった……。
数日前、シズクがパートを増やすと言いだした。もしかしたら、俺に見切りをつけているのかもしれない。不安が募るが、聞く勇気もない。ただ誠実に毎日をすごそうと思う。俺にはそれしかできない。

原案・ママスタ　脚本・motte　作画・吉田ぱんだ　編集・みやび