<酒グセの悪い夫>かわいい弟のことは私が守る!スマホ作戦、いざ決行だ【第4話まんが:娘の気持ち】
私は高校生のホマレ。両親と8歳の弟タケルと4人暮らしです。歳が離れたタケルのことを、私はとてもかわいがっていました。家族の仲はいい方だと思います。でもお父さんにはちょっと困ったところがあって、お酒を飲むと人が変わるというか……。まわりにさんざん迷惑をかけておいて次の日には覚えていないんです。酔っ払ったお父さんが大声を出すたび、タケルがどんなに怖がっていることか。かわいいタケルを傷つけるなんて私は絶対に許しません。

タケルの希望で焼肉店へ行くことになりました。けれどお父さんはお酒を飲むと、ひどく酔っ払って大声を出すのです。私はタケルを安心させるように言いました。「もしお酒を飲んで大騒ぎしたら、お姉ちゃんが今度こそ許さないから」
お父さんはいつもどおりまわりに迷惑をかけて、お母さんにも暴言を吐きました。だから私はスマホで証拠を撮って、お父さんに突きつけたのです。逆ギレされるかなと思ったけれど、あまりの醜態にむしろ恥ずかしくなったみたいです。
焼肉店へ行くとお父さんは案の定、焼肉を食べながらビールを飲みはじめました。お母さんの目を盗んでこそこそとタブレット注文して、次々と空のジョッキが増えていき……。私が「もうやめなよ」と注意をしても「大丈夫、大丈夫」と適当にあしらってきます。だから私はスマホで証拠を撮って、お父さんに突きつけたのです。
別にお母さんを助けるためにしたわけじゃありません。すべてはタケルを守るため。タケルに怖い思いをさせるお父さんのことが許せなかったからです。お父さんのことを止められず、結果的に暴言をタケルに聞かせているお母さんだって、私に言わせれば同罪です。
お父さんにはガツンと言っておいたから、もう大丈夫でしょう。私が高校卒業して家を出て行っても、かわいいタケルがこの家で心から安心して暮らせますように。そう願っています。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・こごじら 編集・井伊テレ子
次の連載へ