<大人のホームシック>成人してもママになってもお母さんに会いたくなる…みんなもある?
「ホームシックになることって、ありませんか?」そのような問い掛けから始まった、とあるママの投稿です。家事や子育てに追われるママたちは「お母さん」をどのように思っているのでしょうか。
『実家を出て早20年。旦那とはそれなりに仲よくて子どもが2人。実家には年1で帰っている。連絡もたまにしている。でもいまだにお母さんに会いたくなる。毎日ではないけれど、夜にリビングで1人になると、ふっと気が抜けたように寂しくなる。「お母さんに会いたいな」と、思わず涙が出ることがある』
家庭を築き、自立した今でも心が求める実家のぬくもり。そのような気持ち、ママたちはありませんか?
ふと訪れる「お母さんに会いたい」の気持ち
投稿者さんは日々の忙しさで普段は気にしないけれど、ふとしたときにお母さんに甘えたくなるのかもしれません。お母さんを思う気持ちは自分がママになっても同じ。そのような切実な気持ちに、共感の声が集まりました。
『分かる。家を出て25年になるけれど、ふと「実家に帰りたいな」と思うことがある。でも実家を出て暮らす方が長くなって、年々その気持ちは薄くなってきたかも。ただお母さんが亡くなったらどうすればいいかと考えることは増えた』
『あっという間に1日が終わるから、そんな気分にはならないかも。でもお母さんと電話で話すと、切るときに少し泣きそうになる』
日々、必死で家のことに取り組んでいるママだからこそ、ふと自分もお母さんに頼りたくなるのかもしれません。
「ならない派」の声も
ただすべての人が「ホームシックになる」とは限らないようです。なかには、全くそんな感情が湧かないという声もありました。
『ホームシックにはならないな。でも何の責任もなかった独身時代には戻りたくなる。友だちや亡くなった父に会いたくなる。お母さんは生きているし、それなりに忙しい人だからそこまで会いたくはならない。電話でいい』
『親子関係は良好だけれど、「会いたいよ」とかはない。お互い依存しない関係』
『高校で留学して実家には数年帰らなかったけれど、全然ホームシックにならなかった。元々、自分たちの人生を楽しむことに全力で、子どもに対してお金は掛けるけれど関心はない親だったから』
このようなママたちのコメントに投稿者さんは「みんな同じ気持ちかと思っていたので、自分が変なのでしょうか」と少し驚いたようです。ホームシックにならないママたちは「お母さんの存在」を忘れるほどに必死で家族を守っているのでしょう。
両親を亡くしている人からすれば…
一方で、旦那さんがそんなことを言ったらどう感じるか? という、あるママからの問いかけもありました。
『私は敷地内同居だから寂しいと思ったことはないけれど、旦那は若いうちに両親とも亡くしたから私を見て羨ましいと思うみたい。寂しそうなときもある』
なかにはご両親を亡くしている方もいるでしょう。お母さんと親子ならではの会話を耳にすると、もし自分のお母さんが生きていたらどのような会話をしたのだろうと考えるのかもしれません。
家族のかたちはさまざまです。実家との関係性も、親子の距離感も、みんな違います。あるママにとっては「電話で十分」であり、別のママにとっては「年に1度の帰省で十分」。それでも投稿者さんにとっては、「会いたい」と素直に思える気持ちが、心の支えになっているのかもしれません。誰にでも“心のよりどころ”はあります。「お母さんに会いたい」その気持ちは、甘えでも未熟さでもなく、大人になっても持ち続けていいでしょう。年齢を重ねても、親を恋しく思う気持ちは悪いことではありません。寂しさを抱える日があってもいいのです。お母さんに会いたい気持ちを否定する必要はなく、誰かを大切に思う心が、今の自分を支えてくれているのかもしれません。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・Ponko
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