<外食は悪と教えられ>子どものころ禁止だったら、大人になってから外食が大好きになる?逆もある?
『小さい頃に外食へあまり行かなかった旦那は、その反動で今、外食大好きと考えられる?』
これはあるママから寄せられたママスタコミュニティへの投稿です。この質問に、ママたちが自分や旦那さんの経験を語りました。子どもの頃の食環境が大人になってからの食習慣にどう影響するのでしょうか。
幼少期、外食が少なかった人が外食大好きになるケース
投稿者さんの旦那さんのように、子どもの頃に外食をしなかったことが理由で、外食に憧れを持っている人がいるようです。
『義母は家で食べさせることに主婦の誇りを感じるタイプ。旦那は結婚してから、私が好きなお店に一緒に行くのが楽しくてしょうがないらしい』
『友だちの旦那さんはインスタント麺や菓子パン、ファストフードなんてもってのほか! お菓子はもちろん手作り! みたいな家庭で育ったそう。自由を手にした今は毎日コンビニでお菓子を選ぶのが仕事帰りの楽しみで、カップ麺を常備していると』
投稿者さんの旦那さんも、小さい頃にカップ麺を食べさせてもらえなかったそう。だから「40歳の今でもカップ麺大好き。たぶん私が作った料理より好きなのではないかな」と、少し複雑な心境のようです。幼い頃から「外食は悪」だと教えられ、縛られた食生活を送ってきた人たち。1人暮らしなどで自由を手に入れたとき、外食やジャンクフードに目覚める傾向がありそうです。
『私もそう。外食ほとんどしない家庭だった。だから高校生になってバイト代でドーナツ屋に行きまくっていた。今でもファストフードとかファミレスとか回転寿司とか行くのが好き』
ママたちの声を聞いて、投稿者さんは「やっぱり反動ってあるのかな」と納得したよう。子どもの頃に外食が制限されていた人は、禁止されていたものへの好奇心や憧れがあるのでしょう。なので大人になって外食やジャンクフードに強く惹かれる傾向があるのかもしれません。特に「禁止されていたもの」を自分で選べるようになった喜びが、外食への興味を深めているように感じます。ママたちの話から、子どもの頃に「食べたいけれど食べられない」ことがどれだけ強い印象を残すかが伝わってきます。
外食や惣菜が苦手になるケース
一方で、子どもの頃の食環境が外食や惣菜を嫌う方向に進むことも。投稿者さんのいとこは、母親の作るごはんの味に慣れていて外食やコンビニ弁当が苦手だそうです。「こういうパターンは少ないのかな」との投稿者さんの問いに、ママたちのコメントが集まりました。
『うちの旦那は小さい頃に母親を亡くして父子家庭で育った。父親が料理を全くせず、お金を渡されて外食またはスーパーの惣菜やコンビニ弁当を買って食べていたみたい。その影響で外食も惣菜もコンビニ弁当も好きではない。カレー、煮もの、グラタン、ハンバーグ……何を作っても手作りなら喜んで食べる』
『うちの旦那は手料理=自分に対する愛情だと思っている。外食嫌いではないがケチでお金を使いたくないから外食をあまりしたくないみたい』
手料理に特別な価値を見出している旦那さんもいるようです。幼少期のコンビニ弁当ばかりの生活が、手作りの温かさを求める気持ちを強くしたのかもしれませんね。また「家で食べたい」との理由で、テイクアウトを選ぶ人もいました。他のお客さんの目やマナーを気にするなど、外での食事は何かと気を遣います。家でゆったりと自由に食べたいタイプの人もいるのでしょう。
外食への向き合い方は他の理由も関係する
外食への向き合い方は、子どもの頃の環境だけではなく、今のライフスタイルや価値観にも影響されます。
『外食って言われるとテンション上がる。自分で作って片づけをしなくていいというのもあるけれど』
食事作りの手間が省けるという要因は、忙しいママにとっては大きなものですよね。
『うちの旦那は小さいとき、外食をあまりしなかったらしい。逆に私は実家が飲食業を営んでいたこともあって、外食が多い家庭で育った。結婚すると料理をしなくてはならない。外食に行くと料理のレパートリーが広がるし、いろんなお店が気になるから行くよ』
実家が飲食店で外食に特別な憧れはないけれど、いろいろな味を知りたいというママもいました。誰かが作ってくれて片づけてくれるだけで、ちょっとしたご褒美気分になれるのが外食の魅力の1つです。外食への向き合い方は子どもの頃の反動だけでなく、今の生活や役割、価値観にも影響されるのでしょう。
このトピックに限ってですが、幼少期に外食が制限されていた人はその反動で外食やジャンクフードにハマる一方、外食や惣菜が多かった人は手料理に価値を見出す傾向があることが分かりました。外食が「特別な楽しみ」なのか「日常の便利さ」なのか、あるいは「避けたいもの」なのかは、育った環境と今のライフスタイルが絡み合っているよう。どちらにせよ大切なのは食事を楽しむこと。そのバランスを取ることが、心地よい食生活のコツかもしれませんね。
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文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・なかやまねこ
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