ドラマ『営業部長 吉良奈津子』〜第4話「モヤスカ」まとめ〜
謎のベビーシッターがいよいよ本格始動(?)! 奈津子と高木の関係も何やら進展が?!と、さらなる盛り上がりをみせる木曜ドラマ『営業部長 吉良奈津子』。
第4話を観たみなさんから寄せられた、観ていて「モヤッ」としたところ、「スカッ」としたところを総まとめ。あなたの感想と重なるポイントはあありますか? 要チェックです!
子どもイベントと仕事が丸かぶり〜第4話あるあるポイント〜
「この日だけは外せない!」と何ヶ月も前からスケジュール帳に書いてある、子ども関係の大イベント。なのにその日その時間に丸かぶりしてしまう、こちらも「外せない」仕事……。どちらを優先するかは、ワーキングママにとって永遠のテーマです。
吉良奈津子が子どもの夏祭り行事を入れているところに、急な仕事の用事が入ること。よりによって同じ日に……って、よくありますよね。ほかの日は空いているのに、っていうあるある。
子どもの行事と大事な仕事が重なってしまうとき。急なアポもあるけど、前々から行事と仕事が重なってしまうこともある。
あとは夏祭りのときの姑の視線。嫁をやさしく見守る、という感じではない。ぎこちない関係の嫁姑の場合、よくある光景なのかなぁと思いました。
ベビーシッター・深雪との仲が進展しそうになって、家でもニヤついているパパ。「こういうのが浮気の始まりなのか……よく観察しておこう」と思った。
「今日くらいは母親でいろよ」のひと言に、「はあっ?!」とうなったママ多数〜第4話モヤッとポイント〜
いつだって子どもの母親であること大前提でがんばっているのに……。パパからのこのセリフ、ママのがんばりをまったく理解してくれていないということですよね。かなりモヤモヤがたまった人が多かったようで……。
「今日くらい母親で」……って、365日24時間母親ですけど!と思ってしまった。ドラマの設定上、奈津子は働き過ぎだと思うけど、世の中の大半の男性はこういう感じなんだろうと思った。
「こんなときくらい〜」って、これが父親なら当たり前に抜けていくくせに!
「今日くらい母親でいろよ」。保育園でお遊戯会のある日も家でゴロゴロ寝ているダンナ……いつ父親になるんだ?
勤務先の社長が、奈津子を「早く辞めさせろ」という場面。「女だから」「子どもがいるから」みたいな性差別発言にモヤッとを通り越してイラッ、ムカッ。
奈津子の部下が遅刻して「それが言い訳になるんですっ」って言っている自由すぎる感じがモヤッとしました。遅刻したのに悪いとも思っていないなんて、いいんでしょうか? 今の若い子に多い気がします。
奈津子らしい仕事流儀にスッキリ〜第4話スカッとポイント〜
家庭ではモヤモヤの多い奈津子ですが、仕事スタイルはあくまで自分流。筋の通った奈津子のやり方に溜飲を下ろす人が多いようですよ。
奈津子がクライアントであるフルーツパーラーの息子に母親との話し合いをすすめ、母親を怒らせながらも結果的に考えが通じ合ったところ。思っていてもなかなか口に出して言えないことを奈津子が伝えてくれて、スッキリした。
部長に向かい「クライアントの顔色をうかがってばかりでは、ダメ」というようなタンカを切った場面。クレームを入れられてもあきらめないところに、スカッとした。
「私、そんな非道に遠慮しません」。上司に向かって正しいことを言っているところ。
さらなる展開にモヤッスカッが入り交じる!〜第4話感想〜
奈津子の仕事のこと以上に、姑息な手を使ってくる謎のベビーシッターが気になって仕方ない、というみなさん。さらに本筋とは関係なく(笑)、奈津子を演じる松嶋菜々子さんにうっとりしているママも。
ダンナとベビーシッターがますます怪しくなってきて、姑までもがベビーシッター側につきそうな雰囲気。仕事の展開よりも家庭の展開のほうが気になる。
奈津子の仕事よりも、あのべビーシッターが気になってしょうがない。(ベビーシッター役の伊藤歩さんは)前にやっていた別のドラマでは不倫される側だったけど、今回は逆。早く続きが観たい!
松嶋菜々子、やっぱりキレイ。あんなに素敵な営業部長、絶対にいない。
奈津子のファッションばかりに目がいった。いつ買い物をしているのかな?とか。「白いパンツは汚れるから、洗濯が大変」「やっぱりワイドパンツは流行っているんだな」とか。ドラマだから現実じゃないとは思いながらも、うらやましく思いながら観ていた。
ベビーシッターの不穏な動きは気になりつつも、第4話はモヤッと度65%・スカッと度35%くらいといったところ。奈津子らしい筋の通った仕事スタイルが結果を出しつつあることが、スカッと度微増の要因となりました。
次週もみなさんの「モヤスカ」を大募集していますので、ぜひご協力くださいね!
番外編・「僕は妻を愛しています。それでも〜」のセリフに、巻き起こる賛否!
「モヤッと編」で注目された「今日くらい母親でいろよ」もそうでしたが、じつはそれ以上に話題にあがったのが奈津子のダンナさま・浩太郎の最終シーンのセリフ。
浩太郎の手を握ってきた深雪に「僕は妻を愛しています。それでもいいんですか?」。
なんて都合のいいやり方! 妻でも愛人でも、どっちの立場でも怒れる!
ダンナの気持ちもわからなくはないのだが、すごくずるい言い方。モヤッとしました。
パパのセリフはいいなと思った。最近こうした当たり前のことをきちんと言える人が、少ないから。
これって「僕、結婚しているから恋愛ごっこしかできないけど、いい?」と言っているようなもんでしょ。相手の女性も「いいよ。だって私、彼女の幸せを壊したいだけだもん。あなたはやさしいけど、結婚したい相手じゃないから」って思っているよ。
パパとベビーシッターという組み合わせは現実にあまりない気がしますが、似たような状況はリアルにたくさんありそうです。そんなシーンでこのセリフは、誠実なのか卑怯なのか? ああ、またモヤモヤが増えてしまいそうです。
文・編集部