<差別かな?>同僚の子どもが発達障害で、自虐的に話をされるけれど返事に困る…何を話せばいい?
わが子と友達が同じ境遇だったり、ママ同士で同じ悩みを持っていたりすると、共感できて話しやすいものですよね。しかし相手によっては「どこまで突っ込んでいいのかな」「こんなことを言ったら失礼かな」と悩んでしまうこともあるでしょう。先日ママスタコミュニティには、同僚のお子さんの話題になんて返したらいいのかと悩む投稿者さんからこんな相談がありました。
『発達障害の子どもを持つ同僚がいます。何かと自分の子どもを卑下するんです。小学生なのに「うちはまだ赤ちゃんだからー」とか、「保育園年中くらいだからー」とか。正直返答に困ります。「そんなことないよ」なんて言えないし、頷くこともできないし』
投稿者さんにお子さんがいるかはわかりませんでしたが、同僚のお子さんが発達障害だと知っているそう。同僚からは子どもの話を卑下や自虐混じりに話されるらしく、投稿者さんは毎回返事に困ってしまうとのこと。そこでママたちにアドバイスを求めていました。
返事に困るなら子どもの話題は控えてみては
『とりあえず子ども関係の話題するのは控えてみたらどうだろう?』
『「もう小学生なんだね~」と相手の言葉を繰り返しておいて、さりげなく他の話題に変える。 なるべく子どもの話はしない』
『ただの同僚の関係なら「そうなんだ、大変だね。そんなことないよー。頑張ってるね」こんなパターンで乗り切る。仲がいいなら「返事に困るから、やめな」と忠告する』
投稿者さんにとって、発達障害のお子さんを育てる苦労は、おそらく未知のものなのでしょう。だからこそ「どういう反応をすると相手が傷つくのか」と心配しているのかもしれませんね。下手にお子さんのことをズケズケと質問したり、当事者でもないのに「大変だね」と共感したりすることが正解なのかと戸惑っているようにも見えます。その同僚との関係性にもよりますが、当たり障りのない返事をしたいのであれば、「へえ、そうなんだ」と簡単な反応にとどめるのが無難かもしれません。もしくは子どもの話題を振られたら、別の話題に切り替えるなどの対応でもいいでしょう。なんでも話せる関係性なのであれば、「そういう話題は返事に困る」「なんて言ったらいいのかわからない」と、正直に気持ちを伝えてみる方法もあるかもしれません。
子どもではなく、ママに焦点を当てて話してみるといいかも
『本当は「今だけ今だけ! 絶対にその子なりに成長するから! よくも悪くも20歳過ぎればただの人だよー!」と言いたい。でも気を遣う人なら、できるだけママさんにフォーカスを当てて話すようにする。「手がかかる分、◯◯さんは倍可愛いと思っているんじゃない? 何かちょっとしたことでも、できると嬉しくなっちゃうよね!」とか、「大変な部分あるよね。◯◯さんはゆっくり休めている?」とか。子どもに焦点を当てちゃうと、どうしたって心配事が多いんだから、話すほうも聞くほうも辛いと思う。うちの子どもはもう大きくなったけど、発達障害だからさ』
今回の投稿では、同僚の方と同じように発達障害のお子さんを育てるママたちからもコメントが寄せられていました。実際に同様のシチュエーションで自分がどんな風に対応されたら嬉しいかという具体的なアドバイスも。とあるママからは「子どもではなく、その同僚の方に焦点を当てる話に持っていったら?」とコメントがありました。お子さんの話にすると、自ずと成長のスピードや他の子どもとの比較といった話題になりがちです。しかしママ側の話に持っていくと、子育てを頑張っている同僚を労う会話となり、相手も嫌な気持ちはしないのではないでしょうか。
実は相手を下に見ているのでは?同じ感覚で話さないことを見透かされている可能性も
『子どものそんな話題なんてあるあるだよ。あなたが相手の子をそういう目で見ているから、返答に困るだけなんじゃないかな。同僚もそんな視線を感じたら守るためにそう言うと思う』
『同じ感覚で話さないことが逆に傷つけていることもあると思う。そういうのって見透かされていると思うよ』
『発達障害児を育てている側だけど、支援級を相手に伝えていなくて微妙な空気になることもあるよ。「先に教えておいてくれたら……」みたいな。先にわが家のことを話して気まずくされるときもある。卑下しているというより、事実をそのまま話しているんだと思う。私は以前、うちの息子が「○○クラス(情緒級)なのに成績いいね」と言われているのを聞いたことがある。下に見ていたんだろうなぁと本音が透けて見えた気がしたよ』
投稿者さんは同僚のお子さんに対して「健常者とは違う目で見ています。同じ感覚で物事を言ったら、相手を傷付けてしまうのではないかと思います」と、返答に困る理由を説明していました。その同僚は自分の子どもを卑下していると言いますが、もしかしたら投稿者さんからの「下に見られている」という視線を感じているのかもしれません。そうした視線を見透かしているから、あえて自虐的に話しているのでは? と指摘するママもいました。
投稿者さんはそもそも相手の子どもが発達障害であろうとなかろうと、「お子さんはどんなことが好きなの?」「習い事とかはしている?」など、同じ「子ども」の話題として普通に話せばいいのではないでしょうか。もしかすると投稿者さんが言葉を濁したり、返事に困ったりしている様子から、同僚も「うちはまだ赤ちゃんだからー」「保育園年中くらいだからー」といった返答になっているのかもしれません。返答に困るという投稿者さんですが、同僚のお子さんに対して色眼鏡で見ることなく、フラットな感覚で話してみるとよいかも。そうすればいたずらに相手を傷つけることはないはずです。発達障害のお子さんを育てる当事者のママたちからも貴重なコメントが聞けた投稿でしたね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・Ponko
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