<夫、突然イクメンに?>小言ばかりの妻にゲンナリ。久々の飲み会で…?【第3話まんが:夫の気持ち】
前回からの続き。俺(カズマ)は、妻のシホと2人の子ども(マユ・7才の女の子/ユウスケ・5才の男の子)を育てている。子どもたちは可愛いし愛しているけれど、何よりも毎日の仕事が忙しい……! 仕事はやれば成果が出て給料にも反映されるし、その分家族のためになる。大変だと思うこともあるけれど、やりがいも感じている日々だ。そんなとき、幼馴染のヒサトとシンペイと飲むことになった。2人は仕事に対する情熱がすごくて、話していると刺激になって楽しい。俺は2人と会うことをとても楽しみにしていたのだが……?
疲れて家に帰宅するとすぐに、妻のシホに怒られた。どうやら今朝頼まれたであろう家事を俺がやらなかったことに対して怒っているらしい。俺は、「またはじまった……」と心の中でつぶやきながら風呂場に逃げ込む。
子どもが生まれてから、シホは本当に口うるさくなった。もちろん子育てが大変なのは分かっている。けれど俺だって、子どもになるべく多くの選択肢を与えるために仕事を頑張っているんだ。
今日は地元の幼馴染、ヒサトとシンペイと飲むことになっている。2人と飲むのは2年ぶりくらいだ。ヒサトは隣県に住んでいるため、出張でこちらに来ているときや、実家に帰省したタイミングが合ったときに飲んだりしていた。居酒屋に着くと、シンペイが店に入ってきた俺を見つけてくれた。
「ヒサト遅いな。仕事長引いてんのかな」
「アイツは仕事人間だからな」
なんて2人で言いながらヒサトの到着を待った。
遅れて来たヒサトの姿をみて俺たちは驚きを隠せなかった。なぜなら、2年ぶりに会うヒサトは、物凄く痩せていたのだ。顔は元気そうだが、明らかに「何かあったのか?」というレベルだ。
いつも不機嫌なシホに、俺は若干イラ立ちも感じていた。
いったい誰のおかげで生活ができていると思っているんだ。
俺が仕事をしなければ、生活は成り立たないんだ。
それなのに、少し家事ができなかったくらいで目くじらを立てるし、子どものことでもアレやれコレやれうるさい。
もう少し、働いてくれている人に対する配慮ってものがないのだろうか……。
けれどそれを口にすることで、物事が良い方向に行くとは思えない。
だから俺はあえて口を閉じて、その場からいなくなる方法をとっていたんだ。
そんな生活を送っている中で聞いたヒサトの話に、俺は衝撃を受けてしまった。
ヒサトの奥さん、ナナミさんが亡くなっていたんだ。
【第4話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタ 脚本・編集部 作画・よしはな 編集・石井弥沙