福田萌コラム:第5回 お母さんが仕事を楽しむ姿を子どもに見せるのが一番いい
全8回に分けお届けしている 福田萌さんのインタビュー。
第5回目の今回は、福田さん自身の生い立ちや、それがどうご自身の育児につながっているかについてお話していただきました。
岩手県の滝沢村(現・滝沢市)のご出身ということですが、どのような場所で育ったのですか?
盛岡市の近くなので、ベッドタウンというか、ものすごく田舎の村という感じではないんですが、ちょっと行けば田んぼがあったり、牧場があったり、山に羊がいるような自然豊かな場所で育ちました。
田んぼにイナゴやバッタを取りに行くような遊びをしていました。
見た目の印象からは想像できないですね。
弟が2人いたので、その影響も大きいと思います。虫を捕まえるような、男の子の遊びをして育ったんです。
でも今大人になってみると、自分の子どもがポケットにカエルとかセミとか入れてきたらどうしようと思いますけど(笑)。
ご両親からこんな風に育ててもらってよかったなと思うことはありますか。
両親が共働きでいつも側にいられるわけではなかったので、近所の人に面倒をみてもらったり、弟や友達と遊んで過ごすことが多かったのですが、今思うとそれが凄く楽しくてよかったなと思います。
親がいない間に、自分で興味のあることを見つけることができたり、他の人に面倒を見てもらったことで社交性も身に付いたと思うんです。
それにお母さんがバリバリ働いているのを見て、子どもながらにかっこいいなと思っていました。
子どもはお母さんのいないところでも成長するっていうのを自分の体験で感じているので、子どもに対して常に一緒にいるというよりは、お母さんはお母さんで楽しくやってるよっていう姿を子どもに見せるのが一番いいのかなと思っています。
今でも、子どもの時に面倒をみてもらっていたおばさんに会ったりして、第二の母のような感じでよくしてもらっているので、凄くいい経験だったなと思っています。
色んな人に助けられながら子育てできたらよいですよね。
今もこうやってお仕事が入るときは、子どもを預けてるんですけど、帰ってくるとすごく成長したりしていて、親から離れた環境で新しい刺激を受けているのかなと思いますし、周りの大人から色んな愛情をもらうっていうこともいいことなんじゃないかなとも思っています。
福田さんご自身は、すごく活発な子ども時代を過ごされ、オーストラリアに留学も経験されているそうですが、留学も自分で決断されたんですか?
そうなんです。
私、中学時代から英語が凄く苦手だったんです。
それを克服したいと思って、留学しかない! と。高校も留学制度があるところを選びました。
なぜ留学先をオーストラリアにされたんですか?
オーストラリアには高校1年生のときに1年間行ったのですが、留学先の指定校だったので、決まっていたんです。
オーストラリアは留学先として凄く人気なので、日本人が多かったんですけど、英語を勉強するために来たから、あまり日本語で話したくないなと思って、できるだけ外人の友達を作って英語で話すようにしていました。
色々な国の人と交流することができたので、会話のなかで「こういう考え方もあるんだなぁ」とか「言葉が多少分からなくても、しっかり話し合えば分かり合えるんだ」ということも実感しました。
色々な考え方に触れることで、視野も広がりました。
留学経験があると、お子さんの英語教育にも力が入ったりされますか?
子どもの英語教育についても考えたことがあるんですけど、私は自分でやりたいって思ったタイミングで留学して、それが良かったと思っているので、今すぐに子どもに英語をやらせなきゃ! と思ったりはしてないです。
自分でやりたい、と思ったときのほうが伸びると思うので、自主的にやりたいと言ったものについては、英語に限らずやらせてあげたいと思っています。
では、まだお子さんが小さいうちに、体験させてあげたいと思うことはありますか?
子どもが何かを好きになるきっかけは与えてあげたいので、いろいろ体験させたいと思っています。
旦那さんが、今囲碁にはまっているんですよ(笑)。
それで、囲碁って女性があまりいなくて歓迎されるからやらせようよって言っていて。
なので、子どもがもう少し大きくなって、まだ旦那さんが囲碁にハマっていたらやらせてもいいかな、とは思います(笑)。
あとは、旦那さんの弟がダンサーで、ダンスがすごく得意な家系なので、やらせてみてもいいかなと思っています。
旦那さまと育児の分担はしていますか?
旦那さんは教育に興味があるというか、勉強が好きなので、教育についてはお任せしようと思っています。
私は、子どもと一緒にいる時間が長いから、毎日のお世話とか、成長をみていくのは私の役割だなと思っています。
お互いが得意なことをそれぞれ担当するみたいな感じですね。
次回は、ママになってから役立っているという、ファイナンシャルプランナーの資格をとったことについてお話していただきます。
お楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai
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