<弟をATMと呼ぶ義妹>相互フォローの記憶なし「言いましたっけ?」焦りだした義妹【第6話まんが】
前回からの続き。私(サキ)は、夫と子どもたちとの4人家族。プライベートのSNSアカウントでは弟のヒロキのお嫁さんであるアヤノちゃんと相互フォローしています。しかしここ最近のアヤノちゃんはSNSのなかで弟のことを「ATM」と呼びディスっています。しかも弟の顔まで晒して……。私と相互フォローしたことなどすっかり忘れているのでしょう。私は祖母の誕生日会で顔を合わせるときに、アヤノちゃんにそれとなく事情を聞こうと思いました。
祖母のお祝い会、アヤノちゃんはいたって普通どおりです。ヒロキとも笑顔で会話しています。ひととおり食事が終わり歓談をしているときに、アヤノちゃんがお手洗いに立ちます。私はその姿を見て後を追いかけ、声をかけました。
私がおそるおそる話を切り出すと、アヤノちゃんはとても驚いた顔をしていました。明らかに焦るアヤノちゃん。それもそのはずです。夫のことを隠れて「ATM」とディスっていたつもりが、実はすべてその姉に見られていたのですから。
ヒロキと話すアヤノちゃんの姿は、新婚当時と何も変わりないように見えました。だからこそ裏で「ATM」とディスっていることが嘘のように思えたのです。まるでSNS上のアヤノちゃんとは別人物のよう。
しかし私と相互フォロー関係にあることを知ると、アヤノちゃんは明らかに焦り出しました。このまま私が「ヒロキの姉」として話すと、彼女は頑なに心を閉ざしてしまうでしょう。
ここに至るまでの原因は分かりませんが、アヤノちゃんがヒロキを「ATM」と呼ぶに至った心の闇を知りたいです。やっていることが間違っているのは明らかですが、まずは何があってこんなことになったのかを、しっかりと寄り添って聞いてみようと思います。
【第7話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・マメ美 編集・井伊テレ子