<続ける?辞める?>努力しない息子はチームのお荷物なのでは?まわりの目が気になる…【中編まんが】
前回からの続き。トウマは野球がしたいと言って少年団野球に入ってから、毎日欠かさず練習にいきます。試合のある週末も喜んでいきます。でも試合には出られないし、なにが楽しいのか正直まったくわかりません。コーチも他の保護者も、トウマのことをお荷物だと思っているのではないかと思うと、申し訳なさと恥ずかしさで応援にもいきたくありません。正直、トウマに野球をやめさせたい……私の頭にはそんな思いがずっとあります。
トウマは「練習楽しい」と喜んで練習にいきます。「応援しているのも楽しい」と試合に出られないとわかっているのに、猛暑でも寒い中でも喜んで試合にいきます。
保護者たちは試合をしている間は応援をして、他の学校の試合では審判をする保護者も。楽しそうに雑談をする保護者もいます。でも私には審判なんてできないし、雑談や応援をする気にもなれないのです。
試合に出られないのに「楽しい」というのは、本音なのでしょうか? お友だちと楽しそうにしゃべっている様子もありません。正直もう……練習や試合でそんなトウマの姿をみるのが苦痛なんです。他の保護者たちやコーチがどう思っているのかも、気になってしまって……。申し訳なさと恥ずかしさで、いたたまれないのです。
夫にグチると、「……トウマはプロになりたいわけじゃないんだろう。楽しんでやっているんだからいいじゃないか」と、親身になって聞いてくれません。
夫は「本人が楽しくやっているのに、自分が気まずいからって子どもの趣味を奪うの?」と、私を非難するようなことを言ってきます。
私はトウマがもっと努力をしないのなら、野球をやめてほしいと思っています。だって団体戦ってひとりヘタな人がいると迷惑がかかりますよね。
トウマは野球が好きだといいますが、人よりも努力をして上手くなろうという気が感じられません。そんな感じで続けていても、意味があるのかと思っていました。しかし夫は、トウマの野球は「趣味」なのだと話します。私のジム通いと一緒で、上を目指しているようなものではないと。どういう意味なのか、考えたいと思います。
【後編】へ続く。(明日配信予定。ログインで1話先をお読みいただけます)
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・まゆか! 編集・横内みか