<離婚前に……シタい!>「2人目ほしい」は断固拒否!離婚劇の結末は?【第8話まんが:夫の気持ち】
前回からの続き。オレはヨシヒコ。妻のアケミ、娘のチヅルと3人暮らしをしている。しかしオレたち夫婦は将来的に離婚をすることになっている。というのも、アケミの猪突猛進過ぎる性格に疲れてしまったのだ。しかし最近になってアケミがとんでもないことを言いだした。なんと第2子が欲しいのだとか……。どうしてそんなことを考えたのか、さっぱりわからない。いずれにしても冗談じゃない! 新たな責任だってでてくるし、離婚ができなくなるじゃないか。オレは何が何でも拒否をするつもりだ。
「離婚のときだってもちろん私が引き取るし。私も正社員だから、お金には困らないはずだし。シングルマザーになっても十分ひとりで育てられるよ」
と、どこか思いつめたようにオレを説得してくるアケミに、自分の妻ながらゾッとしてしまった。自分が何を言っているかわかっているのだろうか。離婚の予定があるのに子どもを授かろうとするなんて、どうかしてるじゃないか……。
後日、チヅルと2人きりのときにこんな話をされた。
「このあいだ、ママから「きょうだいが欲しい?」って聞かれてびっくりしちゃった」
気まずかったと笑う娘にも、申し訳ない気持ちだったと同時に、オレはアケミの無神経な行動に心底驚いた。
離婚する予定が決まっているのに、アケミから「2人目の子どもが欲しくなった」と言われてめまいがしてしまったオレ。
一体何を考えてるんだ……とモヤモヤする気持ちもあって、つい強く拒絶してしまった。
チヅルが成長するまでは待てても、第2子にまで責任を持てるほどオレもお人好しではない。
そんな"事件"があって反省したのか、あれ以降、アケミから厄介な猪突猛進さが消えたように感じる。
ありがたいことだが、冷めてしまった気持ちのことを考えると話は別。
オレたちは最初の約束通り離婚を選んだ。
これからは親同士として、いいお付き合いができればと思う。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・善哉あん 編集・石井弥沙