<離婚前に……シタい!>「責任とってね!」妊娠キッカケで生じた違和感【第7話まんが:夫の気持ち】
前回からの続き。オレはヨシヒコ。妻のアケミ、娘のチヅルと3人暮らしをしている。しかしオレたち夫婦は将来的に離婚をすることになっている。というのも、アケミの猪突猛進過ぎる性格に疲れてしまったのだ。無理やり結婚の話を詰めてきたり、オレの大切なものを捨ててしまったり、もう散々だ。アケミには、ほとほと愛想が尽きた。チヅルは現在中学生だが、この子が成人して20歳を迎えたらオレはアケミと別れるつもりだ。とにかく今はチヅルの父親として最善を尽くしたい。
最初に「あれっ?」と思ったのは、アケミの妊娠がわかったときだった。
「私、妊娠したから。責任とって結婚して。式もちゃんと挙げてよね。もう両親にも友だちにも言ったから」
とアケミはなぜか怒りながら言ってきたんだ。
世間でいう順番とは違うかもしれないけれど、アケミの妊娠はオレにだって嬉しいことなのだから、なにもこんな言い方することないのになと思ったのだった。
アケミとしても必死だったのだろう。「子どもができた」と言ったらオレが逃げるとでも思っていたのかもしれない。だけどオレは事前に何も相談してくれなかったことにモヤモヤしてしまった。だっていちばんに相談すべきはオレじゃないか。
結婚生活がはじまってからも……オレの大切にしていたTシャツを勝手に処分されたこともあった。
気付いたらオレはアケミに離婚話を提案していた。「たかがTシャツ1枚」という人もいるかもしれない。しかしTシャツうんぬんではなく、オレの気持ちを踏みにじり続けるアケミに嫌気がさしてしまったのだ。
付き合っていたときには、オレもアケミに対して「多少思いこみが激しいところも可愛らしい」と思えていた。
しかし夫婦になって一緒に生活を始めて数年、あんなにも可愛いと思えていた部分がもはや短所にしかみえない。
結婚の段取りを勝手にすすめられたり、大切なものを捨てられたり、チヅルのための金を使い込まれたのだから当然だろう。
しかしアケミは何を考えたのか、離婚が決まっているにもかかわらず、「2人目が欲しい」と言いだしたんだ。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・善哉あん 編集・石井弥沙