<離婚前に……シタい!>2人目を諦めきれない私「きょうだいほしい?」娘のアンサー【第6話まんが】
前回からの続き。私はアケミ。同い年である夫・ヨシヒコ、中学生の娘・チヅルと一緒に暮らしています。外から見たら私たちは、きっと仲睦まじい家族に見えていることでしょう。しかし私たち夫婦は、娘のチヅルが20歳になったら離婚をしようと決めています。私としては離婚する前に2人目の子どもが欲しいのですが、ヨシヒコは断固拒否。会社の先輩であるサエコさんからも止められてしまいました。それでもやはり諦めきれない私。サエコさんのすすめもあり、チヅルにきょうだいが欲しいか確認してみることにしました。
「え? まさか。いらないよ! 15歳も離れた妹や弟って……ちょっと、どう接したらいいかわからないや。そりゃ赤ちゃんは可愛いかもしれないけど、やっぱり私も戸惑っちゃうっていうか……」
さっぱりとしたチヅルの答えに、私は面食らってしまいました。しかし、チヅルの意見はもっともでした。私は「そっか、わかった」とだけ言うと、チヅルの部屋をあとにしました。
チヅルは「きょうだい欲しい!」とぜったいに言ってくれる気がしていたのです……。
たしかに数年前までは、そう言っていたはずなのです。しかしこの数年でチヅルは精神面も大きく成長したのでしょう。
サエコさんの言う通り、こうなってしまったのも私の性格が招いたことなのでしょう。ヨシヒコのことを2人目の子どもを授かることで繋ぎとめようとしたり、しかも産むのをチヅルのためと言ってみたり。そういう私の不誠実なところがヨシヒコに嫌われた原因だったんだろうなと思えてきました。
2人目についてチヅルに相談をしてみました。
数年前までは「きょうだいが欲しい!」と口癖のように言っていたため、きっと目を輝かせて「嬉しい」と言ってくれるとばかり思っていました。
しかし予想に反して、帰ってきた言葉は「いらない」。
2人目を考えるには遅すぎたようです。
そして私はようやく、「2人目が欲しかったのは、ヨシヒコを繋ぎとめるためだったのかも……」と自分の中にあったズルさに気づきました。
これからはもっと誠実に家族に対して向き合おうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・善哉あん 編集・石井弥沙