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<「娘やめます」の10年後>自らが母になり「愛されなかった」苦しむ娘【第4話まんが:母の気持ち】

前回からの続き。私(ヨウコ)は、パートをしながらひとり細々と暮らしています。ときおり長女のミユキが様子を見にきてくれます。次女のアヤに「娘をやめる」と言われてから10年。アヤに会わないことが今の私にできる精一杯の償いです。ミユキがアヤと連絡を取っているようですが、私からは何も聞かずにいました。しかしある日、私に病気が見つかります。弱気になった私は「アヤに会いたい」と告げ、ミユキからアヤに伝えてもらったのですが……。
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ミユキはアヤの住む街まで出向いて、アヤがよければ一緒にこの家まで連れてくるつもりだったのです。家に入ってくるミユキの声に、私は緊張しながら振り向きました。しかしそこにアヤの姿はありませんでした。私はガックリと肩を落とします。
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「ユイのお遊戯会や運動会、保育参観……行事のたびに1枚でも多く写真を撮ろうとか、ずっと目に焼き付けておきたいとか、成長したな~とか……ユイからたくさんの気持ちをもらえるの。でもその一方で、またお母さんを思い出すの」

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もしかしたらアヤが来てくれるかもしれない。10年ぶりに会えるかもしれない。緊張と嬉しさが混在していました。アヤが来てくれたら、今までのことを心から謝ろう。親子関係をもう一度やり直そう。今度こそアヤに尽くすために、私は治療を頑張ろう……そう思っていたのです。
しかしアヤは来ませんでした。アヤは私と築けなかった親子関係を、自身の育児を通して再び思い知ることになり、もがき苦しんでいたのです。本当に私はアヤになんてことをしてしまったんだろう……。後悔してもしきれませんでした。

【第5話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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