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<「娘やめます」の10年後>病気の母に会うべき?「会いたくない」過去思い苦しむ私【第3話まんが】

前回からの続き。私(アヤ)が「お母さんの娘をやめる」と告げ、母と絶縁をして10年が経ちました。母の顔色をうかがい母の望む言葉を口にして生きてきた頃とは違い、今は幸せに暮らしています。ひとり娘のユイは現在5才。夫のリョウは私の思いを理解し、すべてを受け入れてくれています。そんなある日、私は姉から母が病に侵されていることを聞かされます。これから手術や治療が必要になるため、母が私に会いたがっているとのこと。私は複雑な思いでした。
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10年経ったいまでも、私はまだ母を恐れているのです。「お母さん」と聞いただけで未だに緊張するし、あの日々が思い出されるのです。会わずに済むなら会いたくない。けれど……。私はユイが眠った後、リョウに自分の思いを打ち明けました。
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電話の翌週、私は姉と会って話すことになりました。姉は実家から車で30分ほどの場所に家族で暮らしていて、娘のヒナちゃんはいま14歳、息子のガクくんは11歳になるそうです。姉が私の住む街まで来てくれたので、2人で近くのカフェに入りました。

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あれから10年も経っているのに、未だに「お母さん」と聞いただけで私の心臓がビクンと跳ねます。あの日々を思い出し、緊張して身体がこわばってしまいます。会いたいわけがないし「会わない」という答えは出ているはずなのに、事情を聞いて悩んでしまう自分もいるのです。
リョウが「後悔のないように」と言ってくれたので、私は自分の気持ちを振り返っていました。そう、こちらから絶縁したはずなのに、私は「お母さん」から解放されることはなかったのです。この10年間、私は母の存在をずっと意識しつづけていました。ユイが産まれて母親になった私自身の気持ちについて、久しぶりに会う姉に正直に話そうと思っています。

【第4話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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