<言う?言わない?>「知ってたはず!」ママ友はアテにならない……【第4話まんが:ママ友の気持ち】
前回からの続き。私(40代、サチ)は、小5になる娘(ユリカ)の母です。夫(40代)と娘と3人で暮らしています。
娘も大きくなり、だいぶ手がかからなりました。仕事をセーブする必要もなくなったので、ステップアップとして部署を異動し、以前より責任が増した仕事をしています。忙しく過ごしつつ充実した日々に満足していますが、娘との会話が減ったことが気がかりです。昔はおとなしかった娘が、最近反抗的な態度をとる様子も感じています。でも娘ならきっと大丈夫! そう思っていました。
娘は手がかからないけど、最近あまり話をしません。思春期もあるからだと思うのですが、学校での様子があまりわからないのが悩みです。
反抗的な態度に思わず強めに言うと、バン! 娘はドアを思いっきりしめて自室にこもってしまいました。娘の反抗的な態度が気になりつつも、仕事に忙殺される日々。するとめずらしく学校から電話があり……。
担任の先生から最近の娘の言動に問題ありだと言われてしまいました。
その後、学校で娘と先生とで面談しました。詳しく話を聞けば、完全に娘に非があったので、私は謝罪しました。でもどこか「まさかうちの子が……」と信じられない気持ちが常にどこかにありました。娘は「ごめんなさい」と表面的に言うだけで、他には何も言いません。私も「人への迷惑は絶対ダメだから」としかその場では言えませんでした。
ミユキさんや他のママ友たち、どうして何も言ってくれなかったのだろう……という気持ちがよぎりました。
怒りに似た感情がわきましたが、自分に置きかえて「言えないか……」と思い直しました。
ミユキさんが「本当のところはわからない」と言ってくれたのは、私へのできる限りの配慮を込めたサインだったかもしれません。
私なりに子育てに向き合ってきたつもりです。学校などで問題を起こす子どもに対し、「親の顔が見てみたい」と何度か思ったこともあります。
しかしまさか自分が当事者の親になるなんて、思いもよりませんでした。多くの当事者の親がそうなのかもしれません。
またママ友は頼りにはなるけど、家族の問題は家族でしか解決できないものだとも痛感しました。私たち家族にとって、今はある意味試練のとき。後悔のないよう、夫と協力して娘に接していければと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・ちょもす 編集・横内みか