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賛成が3割だけ!?パパがPTA役員に立候補したいと言ったら賛成?反対?<ママのリアル調査>

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皆さんのお子さんが通う学校や園にPTA制度はありますか? 不要論が叫ばれ、PTA代行サービスを利用する学校もあるようですが、現実には保護者が中心となったPTA活動をする学校もまだまだあるのではないでしょうか。そんなPTA活動、役員メンバーにパパが加わることもあるようです。そこでママスタセレクトでは「パパがPTA役員になりたいと言いだしたら、賛成する? 反対する?」というアンケートを実施しました。

PTA役員が順番でまわってきたわけでも、くじ引きで当たったわけでもない。「立候補したい」とパパに言われたら、ママたちはどう思うのでしょうか? 選択肢には「賛成」「反対」「どちらともいえない」の3つを設定。1,400人を超えるママたちの本音が語られました。

約4割のママの回答は……?

【ママスタセレクト】旦那さんのPTA役員_グラフ

もっとも多かったのは「どちらともいえない」と答えた577人のママで、全体の4割という結果に。その内容には、複雑な思いがからみます。

自分だけで完結できるなら賛成

『全部自分で参加できるのであれば賛成』

『最後まで責任もってやってくれるなら』

『やるなら責任持って最後まで頑張りぬいてほしいが、私はノータッチでお願いしたい』

多くのママたちが「自分に負担がかからないのであれば」と声を揃えます。賛成だとしても「条件つきで」というのが本音のようです。

本人のやる気に任せたい

パパの積極性を評価するママもいます。

『好きにやってくれればいい。うちは息子の学校でPTA会長になりたいからと言って、学年委員からはじめた』

『やりたくない人が多いなか、やりたいなら引き受ければいい』

「反対」が「賛成」をわずかに上回る結果に

「どちらともいえない」を選択したママが4割いたのに対し、「賛成」と「反対」はそれぞれ3割程度。反対が30.8%で、賛成の28.2%をわずかに上回りました。反対する理由はどこにあるのでしょう。大きくわけて3つの理由がありました。

仕事をしながらでは難しそう

『激務だから無理だと思う』

『仕事しながら役員はできない。経験して思った。私は時短勤務だからできたようなもの』

パパの多くは自分の仕事をもっているでしょう。仕事とPTA活動、二足のわらじは無理なのでは? と心配する声も少なくありません。さらには、こんな声も聞かれます。

『家族と過ごす時間が減るので』

『PTAをする時間があるなら子育て、家事を手伝ってほしい』

時間があるならば優先してほしいのは家庭、というママたちの本音もあるようです。

結局は家族にPTAの仕事がまわってきそう

『旦那が役員を受けても結局やるのは自分だから』

『絶対私も手伝わなければならなくなるから嫌』

「どちらともいえない」を選択したママと同様、自分に仕事がまわってくることを予想して「反対」するというコメントも少なくありませんでした。

トラブルの原因になりそう

さらに聞かれたのが、トラブルに巻き込まれるのでは? という懸念です。

『ママさんが多いし、奥さんに隠れてPTAで出会ったシングルマザーと旦那が不倫したって聞いたことがある』

『役員をやるなんて、絶対に下心がある』

パパへの信頼がなさすぎる……という感じも否めませんが、これがママたちの危惧する理由のひとつなのでしょう。

パパのPTA役員参加、賛成する理由とは?

今回の回答ではもっとも少ない「賛成」を選択した28.2%のママたち。ここにも3つの理由が挙げられました。

自身の経験からぜひやってほしいから

『自分がやってみて、園生活での子どもの様子を知ることができたし、気の合う人とも出会えたので』

『学校の仕組みがわかっていいと思うから』

ママ自身がPTA役員を経験してみて、よかった! 楽しかった! と実感しているママは、ぜひパパにもやってほしいと考えるのでしょう。

パパの方が役員に適任?

パパの仕事っぷりに一目置いているママたちからはこんな声も聞かれます。

『お任せできるから』

『改革派でデキる人だから』

『私より旦那の方が適任だから』

パパが子育てに積極的になれるから

『子どものことに一緒に向き合ってくれるようになるから』

『パパが子どものことに一生懸命になってくれるのはいいこと』

PTA活動を通してパパが子育てに積極的になってくれるはず、と期待する声もありました。

さらには「学校や園でパパが頑張っている姿を見られるのは、子どもにとっていい影響」とわが子への良い影響を考えるママもいました。子どもたちはパパが学校に来てくれることを喜び、親子ともにいい思い出になりそうです。

PTA役員はパパであってもママであってもいい

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パパがわが子の学校や園のPTA活動で、活躍する姿も珍しくない時代になりました。とはいえ構成メンバーのほとんどはママという学校も多いでしょう。今後やる気のあるパパたちがスムーズにPTAに参加するためには、活動時間の見直しや仕事の効率化、男性の参加を歓迎する雰囲気を作るなどの工夫も必要といえるのではないでしょうか。

また今回のアンケートで聞かれた「パパがPTA役員に参加するメリット」は世のパパたちのPTA参加率を高めるためのヒントになりそうです。さらにパパがPTA役員に立候補する際には、パパが途中でパートナーに仕事を丸投げしないことが重要といえそうですね。しかしPTA活動は、ひとりでするほうが早い作業も、人手が必要な作業もあります。パパがPTA役員といっても、みんなでできることなら家族も協力したいですね。

誰もが気持ちよく、子どもたちのために協力できるPTA活動を目指したいものです。

【アンケート概要】
総回答数:1,408票
調査方法:インターネット
調査月:2024年5月
調査・分析:ママスタセレクト編集部

【ほかでは聞けないアンケート】:ママたちの気になる回答結果は……?

文・編集部 イラスト・水戸さゆこ

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