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「赤ちゃん泣いてもいいよステッカー」で頑張るママを救おう!

電車で泣かれると焦る……。わかる!

それは、いつもの通勤電車に乗って職場へ向かうある朝のこと。混雑する車内で「んぎゃあ!んぎゃぁ!」という赤ちゃんの声がしました。しんと静まりかえっている朝の通勤電車で赤ちゃんの声はとても響きます。赤ちゃんを抱っこしているママを見れば、必死であやしたり、ゆらゆら揺らしたり…とても大変そう。こんなとき二児の母でもある私は心の中で「焦る気持ちはよくわかる!でも、赤ちゃんだから仕方ないよね。だからママ、そんなに気にしないで!私は温かく見守っているよ!」と思うのです。

でも、我が子はすでに保育園。子連れではないので、私が母親であることはそのママには伝わりません。

もちろん心の声も伝わりません。まして、突然「私も母親なのでわかります。」なんて、朝の通勤電車で話しかける勇気はありません。だからせめて、嫌な表情はせずに微妙なほほえみを赤ちゃんに向ける「ちょっと変なおばちゃん」になっています…

働いていたり、子どもが大きくなってママと離れる時間のある人は、こんな歯がゆい思いをすること…意外とよくありますよね?

「泣いてもいいんだよ」が形になった!

赤ちゃん泣いてもいいよステッカー 写真

そんな子育て中のママにあたたかな視線を向ける取り組みが、子どもの日に合わせて女性向けメディア「ウーマンエキサイト」で始まりました。その名も「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」。どんなプロジェクトかというと…

楽しいことだけでなく、大変なことも多い子育て。でも、ママだけでなく、社会全体が赤ちゃんに“愛”を向けることによって、よりよい環境が生まれるのかもしれない…。
そんな願いを込めて、第一弾は「WEラブ赤ちゃん -泣いてもいいよ-」のステッカーを作成しました。

なんとありがたいプロジェクトでしょう!ステッカーはすでに賛同した団体や個人に1000枚以上配布されており、今後も賛同者を募集していくようです!「大丈夫ですよ!」なんて突然話しかけなくても、これをチラリと見せたり、カフェで仕事中ならパソコンに貼っておくだけで「温かい目で見守っていますよ」と意思表示ができるのです。

一人では何もできない1歳前後の小さな赤ちゃん。電車やバス飲食店の中でギャーギャー泣きやまない状況に慌てるママ…。でも、自分ひとりでは何もできない、小さな赤ちゃんが泣いてしまうのは自然なこと。

「焦らなくても、大丈夫! その泣き声、私たちは見守っていますよ」という意思表示をして、パパ、ママの気持ちが少しでもラクになりますように…。

うぅ、そうなんですよね(涙)。私も1歳児のママとして子どもの泣き声や奇声は外出時の悩みの種。そんなときに、このステッカーが目に入ったらなんて勇気づけられるのでしょう。(もちろん、だからといって野放しにするのは無しですけどね)どちらの気持ちもよーくわかります。

オススメの使い道はパパ!

このステッカー、始まったばかりのプロジェクトですが、やはり広がり始めるのは子育て当事者からだろうなと私は思います。でも、本当に知ってほしいのはその周囲にいる人たち。子育てに専念中のママは「自分が持っていてもな…」と思うかもしれません。そんなご家庭には、このステッカーをパパに持ってもらうことを強くオススメします!

なぜなら、子どもの声が圧倒的に気になるのは、ビジネス街でのランチだったり、通勤電車の中だったり、「大人が主体の場」。ママが育児に専念している家庭では、働くパパの方が圧倒的にこうした場に出たり、子育て当事者以外と出会うことが多いのではないでしょうか。だからこそ、パパが持つことが、このステッカーでより多くのママを救うと私は思うのです。家では優しいパパも通勤電車の中では、赤ちゃんをあやすママにとって「怖そうなサラリーマン」と映っているかもしれません。ステッカーがスマホに貼ってあるだけで、その印象はぐっと変わります。

赤ちゃん泣いてもいいよステッカー イメージ

それから、祖父母に持ってもらうのもいいですよね。我が家の場合、平日の昼間の公共交通機関では高齢者の方々と一緒になることが多いです。よく子どもに話しかけてくれる方は「うちにも孫がいてね…」なんて人が多いですが、そこまでしなくてもこのステッカーがあるだけで、温かく見守っていてくれているとわかります。

制作者も「性別にかかわらず持つのに抵抗がないよう白とブルーの2色で作った」という「泣いてもいいんだよステッカー」。ぜひ入手して、パパや祖父母に持ってもらってはいかがでしょうか。いつか通勤電車の車内がこのステッカーであふれ、いずれステッカーさえいらなくなる社会になることを私は願っています。

文・犬山柴子

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