<自立しろ!若い夫婦と同居>孫のため面倒みるべき?大人の都合で突き放す「罪悪感」【第6話まんが】
前回からの続き。私(ミサコ)は10年前に夫を亡くし、正社員で働きながら娘のマナミと二人三脚で頑張ってきました。娘は5年前に夫のジュンくんと結婚、孫も2人産まれました。しかし最近ジュンくんの転職で家計が厳しくなった娘一家は、期間限定でいいから同居をしたいと言ってきました。私は家事を分担してルールを守れるなら……と承諾しましたが、いざ同居してみると自分からは全く動こうとしないジュンくん。何度注意してもやる気が持つのはせいぜい3日です。私は仕事のお昼休みに、仲の良い同僚に思わずグチをこぼしていました。
「そうだとしても、そんな相手を選んだ娘の責任を私がとるの? だったらそんな息子に育てた責任を向こうの親がとるべきなんじゃないの?」「でも遠方なんでしょ? 向こうのご両親は」「そうだけれど……」「なら仕方ないじゃない」
「約束を守らないなら出て行って」と話しても、マナミはジュンくんをかばうだけ。もし今、私が娘一家を手放したら、娘がひとりで苦労を背負うことになるでしょう。それを思うと強制的に追い出すこともできずにいました。けれど……。
自分だけじゃ結論を出せないので、仲の良い同僚に話を聞いてもらいました。すると思いがけないことを言われたのです。ジュンくんを夫に選んだのも、実家での同居を選んだのも、ジュンくんに家事をさせようとしないのも、確かにすべて娘自身がしていること。けれど娘をそんなふうに育てたのは紛れもない「私」。だからその責任をとるべきだ、と……。
その言葉に私は納得がいきませんでした。マナミのことが心配な気持ちは嘘ではないけれど、どこまでフォローするべきか、どこまで面倒をみるべきか。その線引きが難しいなと思っているのです。けれどその言葉をきっかけに、自分の中の大切なものが見えてきた気がしたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子