<義母、孫にランドセルを!>親友からの指摘にドキッ!私が優先したかったのは……?【第3話まんが】
前回からの続き。私(ミサ)は夫のハジメと一人娘のヒナの3人家族です。ヒナは現在、年中さん。皆の愛情を受け取りながらヒナは成長していくんだろうな……そんな風に思っていた矢先、義母が余命半年の通告を受けてしまいました。義母は自分が亡くなる前に、ヒナのランドセルを買ってあげたいと望んでいるのだそう。6年間使う大切なものを、こんなタイミングで買うなんて……。「どうかお願いできないだろうか」と深々と頭を下げてくる義父と義兄。ヒナの気持ちよりも義母の気持ちを優先することに、私はモヤモヤを抱えてしまうのでした。
「ランドセルは義母のものじゃないでしょ? ヒナのものでしょ?」と訴える私に、セイコは「う~ん」と難しい表情をしています。ヒナのことを思う私の考えは間違ってはいないはずです。義母の余命は気の毒だけれど、ヒナの気持ちが無視されていることには納得できません。
もともと私は、義両親や嫁姑の関係についてはネガティブな印象を持っていました。しかし義母も義父も私やヒナをとても気遣ってくれていて、良好な関係を築けています。セイコが指摘する「義実家への不満」など、抱いているはずはないのですが……。
セイコの話を聞いて、もしかしたら私は「ヒナの気持ち」と言いながら、結局は「自分の気持ち」を優先していたのかもしれないと気づきました。
義母の余命に使われるとか、ヒナにたくさんの選択肢のなかからとか、ネガティブな言葉を並べて「自分がヒナとランドセルを選びたい」だけだったのかもしれません。自分の娘との想い出がひとつ義母に奪われるような気がしてしまったのです。
しかしランドセルの思い出は、ランドセルを「選ぶ」ことではなく、「ランドセルを背負って通った6年間」に刻まれるということに気が付くことができたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・べるこ 編集・みやび